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自分流のルーティンで集中力UPする方法

このnoteはこんな方におすすめ
☑課題・タスクを秒速で終わらせたいひと
☑集中力を高めたいひと

この記事を読むことでマイルーティンと仕事の成果の関連がわかり、人間本来の集中力がUPします。
これにより、読書や勉強の集中レベルが爆上がりします。


■著者:ゆっけ

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宮崎で100年以上続く本屋の5代目。脳科学を勉強し、それを活用した読書で月に60冊の読書に成功。読書に関する企業案件や電子書籍執筆を発信を通して依頼された。現在は、効率の良い読書法や勉強法の情報発信のほか、Twitterのインフルエンサーイベントの主催などを個人でやっています。


■今回のピックアップツイート

※毎回の記事のテーマは、私の反響の高いTwitterの投稿を元にしています
今回は下のツイートの詳細を深掘りします


■マイ儀式で成績がUPする!?

今回のツイートは集中力UPに関する投稿なので、「集中力」に関するnoteです。

イチロー選手のバットをピッチャーに向ける動作。
誰もが見た光景だと思います。

あのルーティンはパフォーマンスかと思っていませんか?
実は、科学的に集中力が上がる「マイ儀式」なのです。

ここで、ある実験を紹介します。

肥満に悩む女性93人に対して、以下の実験。
すべての被験者に【1日1500kcal】以内の食事を守るように指示。

全体を2つのグループに分けた。

①ながら食いをせずに食事に集中して食べる
②「マイ儀式」を行った後に食事する
(ここでいう儀式は①食べる前に食品を小さくカット→カットした食品を皿の上に”左右対称”に並べる→口に運ぶ前に、フォークやスプーンで皿を軽く3回押す)

結果は②の「マイ儀式」を行ったグループは、①のグループより摂取カロリーが20%少なく、野菜やフルーツなどの健康的な食事を選ぶ確率が増えました。

他にもゴルファーがボールにキスをするルーティンをしたら、パットの確率が38%上がったり、認知テストの前に指を10回鳴らしたら成績が21%上がった実験結果などが報告されています。

根拠が見えないルーティンに、”何か”があるようです。


■人には”反復”というセンサーがある

ひとのメカニズムには、「反復」に対してモチベーションを高めるプログラムが備わっているようです。
遡ること原始時代、天候の移り変わりが激しく、食糧も常に確保できる状況ではありませんでした。

その厳しい環境の中で生き延びるためには、獲物の生体や自然環境のパターンに注目し、それを基にした予測をたてる必要がありました。

その積み重ねの結果、人の内部には「反復」に強く反応するセンサーが備わったと言われています。
繰り返しに魅力を感じ、「反復」に対してモチベーションを高めるようプログラムされたのです。

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■「マイ儀式」つくりの2つの条件

マイ儀式を作る際に大事なのは、以下の2点です。

①「この動作をしたら大事な作業に取り組む」と決めておく
②決めた手順を何度も繰り返す

どんな内容でも効果はみられるそうです。

ちなみに、自分のnote執筆に関しては以下のマイ儀式を実行しています。

①Twitterでオリジナルツイートor自己リツイート1つ
②リプライ(返信)3件
③フォローしてくれた方にお礼のリプ
④反響高い他者のツイートにリプ
⑤そのツイートにいいねしたひと10人に”いいね”をする
⑥note執筆(200文字程度)

という流れが体に染みついています。

僕でいうTwitter運用みたいな、現実的に役に立つ作業を儀式に組み込むほうがオススメだと思います。

次に正しい「マイ儀式」をつくるための2つの方法をシェアします。

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■簡単なタスクをこなすこと

第一に、簡単なタスクから先にこなすことです。

先程の自分のnote執筆のルーティンからいくと...
ツイートor自己RTから始めて、noteを執筆する流れです。

長期的で重要なタスクより、短期的で重要度の低いタスクに意識が集中してしまう現象を「達成バイアス」と呼びます。
かつてビジネスの世界では、「難しい作業からやるべし!」みたいな考えが定石とされていました。

しかし、ここ最近は「達成バイアス」をうまく使うと、集中力が上がるという実験結果もでています。

これは、本能が大きな達成感を覚え、脳内にドーパミンという物質が大量に放出されるからです。
ドーパミンには注意力・モチベーションを引き出す働きがあるため、簡単なタスク終了後から集中力が劇的にUPします。

この勢いで次のタスクもこなせるという仕組みです。


■達成を記録して達成グセをつける

第二に達成したことを簡単に記録づけすることです。
日記・家計簿・「○×」をつける....記録の内容はなんでもOKです。

なんらかのデータを残すことは、集中力UPの儀式として機能します。

さきほどの「達成バイアス」が働くのも理由ですが、もう一つポイントがあります。
「自己効力感」が働くのです。

記録を継続することで、自分の中に「自分はできる人間なのだ」という感覚を増やすことができるのです。

小さな記録でも、継続するうちに、本能が「この作業はとても大事なことだ」と思い始めます。
”反復の法則”がはたらき、最初はなんも思わない記録の内容が重要性を増した状態になります。

さらに、ここから何度も記録を繰り返すと、より深い変化が起こります。
本能が「これだけ大事なことをしっかり続けられたのだから、自分には高い能力がある」という感覚が育つのです。


■まとめ

今回のまとめは以下の3点です。

①「マイ儀式」を行動前に組み込むと、モチベーションが高まる
②先に簡単なタスクをこなすことで、達成感を感じる
③記録づけの継続で自己効力感が高まる

集中力UPのために、ぜひ「マイルーティン」を取り入れてみてください。



私はTwitterで速読、ならびに脳科学的に集中して読書するためのコツを発信しています。よかったらフォローよろしくお願いいたしますね。☟


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