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「放課後等デイサービス」の子どもたちに本を届けたい!

私の本屋でのプロジェクトの過程をnoteで書いていこうと思っています。

みなさんは「放課後等デイサービス」という施設をご存じでしょうか?
ここは、障害のある児童が学校終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービスのことをいいます。

僕や地元の宮崎県の仲間で、この施設に本を寄付する企画を立ち上げました。
なぜ、この企画を立ち上げたのかを今回記事にしようと思います。


企画を始めたきっかけ〜放課後等デイサービスの事情〜

僕の本屋で開催したイベントが始まりでした。
西野亮廣さん作の絵本、『えんとつ町のプペル』の世界観を表現した個展バスを本屋に呼んだのです。

イベントは大盛況!
プペルバスのイベントの様子
バスの中(光る原画)の様子
プペルバスの中


このイベントで600名を超えるお客さまにお越し頂き、大成功でした。

このイベントに放課後等デイサービス「あさひがおか」様の子どもたちと職員さんがお越しになりました。
後日、来場のお礼も兼ねて、施設に訪問いたしました。

本屋という職業柄、児童がどれだけ本を読むのか聞いてみたところ、「子どもたちは本が大好き!」という嬉しい声を職員さんから頂きました。

しかし一方で「施設に自治体の予算がなかなか回ってこないため、常設の本が購入できない」という悩みも知りました。
そのため、職員さんは常に地元の図書館から多くの本を借りるという手段しか選択肢がなく、貸し出し・返却の往復にとても苦労されているのだそうです。

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放課後等デイサービスの本棚の状況。足りない!

子どもたちの大好きな本に囲まれた環境で、放課後の時間を楽しんでもらいたい!

まずは、知り合い経由で読まなくなった本を集めて施設に寄付してみようと思い立ちました。
すると、わずか2週間で150冊もの本と2000冊のコミックを頂くことが出来ました。

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クリスマスに頂いた本を施設に寄付しました


企画を始めたきっかけ〜寄付をビジネスにする決意〜

先日のクリスマスに「あさひがおか」様へ訪問し、130冊ほどプレゼントしてきました。

実は「宮崎県の都城市内には40か所もの放課後等デイサービスが存在する」のです。

今回の企画を数か所の放課後等デイサービスにプレゼンしたところ、全ての施設から「是非、本が欲しい!」とお返事を頂き、予想以上に寄付先が増えてきました。

しかし、「知り合いから貰う☛寄付」の活動を続ける中で、2つの懸念点が浮かびました。
①:受取を継続しないと寄付が出来ないため、活動が長続きしない可能性がある
②:せっかく本を頂いても、状態が悪くて寄付ができない(ヨゴレや破れ等)ものが結構な割合で存在する

そこで、思いついたのが「寄付=本屋の売上」になる仕組みをつくることでした。
具体的には、今回の支援者から頂いたお金で私の本屋から本を購入し、それを放課後等デイサービスや子どもたちに寄付させていただくというシステムです。

これにより、キレイな本を子どもたちに届けることが可能で、社会貢献が仕事として成立するため、継続して寄付活動ができるようになります。

少なくとも、僕(本屋)は継続させる理由がありますしね。


さいごに

本が好きだけど、読めない環境にいる.....
本屋を営んでいる自分が「今こそ子どもたちのために立ち上がるとき!!」と感じました。

現在、クラウドファンディングの開設に向けて準備中です。
少しでも私たちの思いに共感頂けましたら、ご支援いただけると幸いです。

活動に関するnote①
クラウドファンディングのリターンについて

活動に関するnote②
絵本寄付企画の今後の野望について

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