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集団戦闘力UPの「ナレッジM、SECI、集合天才」

みなさん、こんにちは。ちょこっと経営学のGyakkonです。
ちょこっと経営学では、ビジネスパーソンが課題解決のヴァーチャル体験をするために、経営学のロジックを基としたGyakkonの実体験をお話します。

Gyakkonはメーカーに転職し、当時、10年間変わらなかった売上を約7年で2.2倍にしました。
ビジネスパーソンが、このヴァーチャル体験により、経営学のロジックを
自分のものにし、現場のシチュエーションに応じてロジックが使えるようになります。ロジックを使うことによって、課題解決、生産性向上を実現することができます。

Gyakkonは、セールスのバランシングでメンバー個々の最適化をするだけでなく、個々の戦闘力を効率的に上げる必要もありましたが、ナレッジマネジメントにより、弱小ながらもチーム力をアップし、7年連続で増収増益を
実現することができました。

今回はそのナレッジマネジメントについて、Gyakkon活用事例とともにお送りします。


ナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントとは、ハンガリー出身の物理化学者であるマイケル・ポランニーの著書「暗黙知の次元」(The Tacit Dimension)がトリガーとなった考え方です。

暗黙知の次元
マイケル・ポランニー

企業や団体の情報や知識、個人のノウハウや経験などを共有して、創造的ジョブを目指す経営管理手法です。ちなみに企業や団体の情報や知識、個人のノウハウや経験のことを知的資産といい、組織によって創造される知識は
集合知といわれます。

企業経営における管理領域のひとつで、生産管理、販売管理、財務管理、
人的資源管理、情報管理に続く第6の管理領域と言われています。

ナレッジマネジメントでは、「暗黙知」と言われる経験的に使っている知識で、簡単に言葉で説明できない知識を、文章・図表・数式などで説明・表現できる知識である「形式知」に変換することにより、企業での知識の
共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易に行うことができます。

SECIモデル

SECIモデルとは、知識経営の親として知られる一橋大学 名誉教授の
野中郁次郎さんと、ハーバード大学ビジネススクール 教授、一橋大学 名誉教授の竹内弘高さんが執筆した「知識創造企業」The Knowledge Creating Companyにおいて、提唱されました。

「知識創造企業」The Knowledge Creating Company

SECIモデルは、「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」ということを主眼に置いたナレッジマネジメントを実現するフレームワークで、4段階のプロセスが提示されています。各段階の英語名称の頭文字をとって「SECI(セキ)プロセス」、あるいは単に「SECI(セキ)」と呼ばれています。4段階のプロセスとは、Socialization共同化、Externalization表出化、Combination連結化、Internalization内面化の4段階のことをいいます。

SECIモデル 「共同化」プロセス

共同化プロセスは、言葉ではなく体験や経験によって、暗黙知を他人に移転させる段階です。職人が背中を見せる。先輩社員が後輩をOJTとして同行させるといった例が共同化プロセスにあたります。

ここではまず相互理解を深めることが重要で、身体を使いながら勘や感覚などを他者に表現し、共有します。暗黙知から暗黙知の情報移転となります。

SECIモデル 「表出化」プロセス

表出化プロセスは、共同化の暗黙知を、言葉や図解などに表して他人と共有することをいいます。業務では、上司や同僚への報告書を通した報告や業務のマニュアル化などがそれにあたります。
暗黙知から形式知へと変化させる段階です。

SECIモデル 「連結化」プロセス

連結化プロセスは、新たな知を創出するために、表出化プロセスの知識を他の知識と組み合わせるプロセスをいいます。自身のやり方に、他人のノウハウを取り入れ、より良いやり方にする場合は、連結化プロセスとなります。

SECIモデル 「内面化」プロセス

内面化プロセスは、連結化プロセスによって新たに創出された形式知を、
自分のものとするために、実践等の中で新たに創出された形式知を使い、
形式知から個人の暗黙知へと再び変化する段階です。

マニュアルを見ずとも、先輩に確認しながらせずとも、できるようになり、自分なりの相違工夫でブラッシュアップした段階がこの内面化プロセスにあたります。

SECIモデル スパイラル

内面化プロセスで、個々が以前の自身よりも成長をすることができ、その
成長した個々の暗黙知を共同化プロセス、表出化プロセスを経て形式知化することにより、個々と組織が成長し続けることができます。これが、
SECIモデルのスパイラルサイクルとなります。

集合天才

ナレッジマネジメントやSECIモデルとよく似た意味合いで、集合天才という考え方、価値観があります。

集合天才とは、トーマス・エジソンが設立した世界最大のアメリカ合衆国の総合電機メーカーであるゼネラル・エレクトリックにおける組織運営の考え方、価値観です。

各々の専門分野において突出した才能を集めれば、一人の天才を超える存在を作ることができるという考え方です。ゼネラル・エレクトリックも、その母体であったトーマス・エジソン主宰の研究所も、「一人ひとりは凡人であっても、互いに協力し、各々の能力を生かすことができれば、価値あるものを世に送り出すことができる。」との考え方のもと、有用な発明を数多生み出したと言われています。
フランチャイズプロデューサーで有名な竹村義宏さんもこの集合天才をよく取り上げておられます。

Gyakkon活用事例

Gyakkonの当時の課題

Gyakkonの解決策

Gyakkonの解決策❶

Gyakkonの解決策❷

Gyakkonの解決策❸

Gyakkonの成果

今回のまとめ

Gyakkonの活用事例以降は、動画をご参照ください。


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