gxwind

東京都内在住の40代。典型的な日本の上場企業にて新規サービス・事業開発に従事。 数年前…

gxwind

東京都内在住の40代。典型的な日本の上場企業にて新規サービス・事業開発に従事。 数年前にMBAを取得。実際に陥ったイノベーションのジレンマをどのように突破していったのか、 実体験を元に物語形式でご紹介

最近の記事

【AD.02】物事の本質を理解せよ

前回のおさらいと新たな課題前回の勉強会では「コンセプト」について学んだ。 ・コンセプトとは複数のアイデアから生まれるもの ・アイデアは個人レベルであり、個々の対話で共感領域が生まれる ・その中から、アウスヘーベン(止揚)して、コンセプトになる ・新しいコンセプトは新しいモノの見方を生み出す ・アイデア出しはプロセスに関わる人すべてを巻き込んでやるべき ・それが多くの人が共感できるコンセプトを生み出す ということで、コンセプトを決めるためのアイデア出しを社内で開催した。

    • 【AD.01】コンセプトワーク

      個別業務としての新規事業支援とは別に、私が定期的に開催している勉強会にも是非参加してくださいね。 KMIのK社長と初の回打ち合わせの後にそう伝えられた。 KMIのオフィスは表参道の裏路地にある静かな住宅街の一角にある。オフィスも真ん中には多くても10名くらい、最適人数は6名くらいが座れる大きな長テーブルがあり、テーブルの長編の真ん中にいつもK社長が座っている 社長が座る椅子のうしろの壁には、A1サイズの模造紙が5枚ほど貼れるスペースがあり、その模造紙にはその時K社長が注

      • プロローグ イノベーションのジレンマ

        当社の次世代の根幹となる新規事業を考えて欲しいんだ。期待してるよ。 新規事業開発部への内示を貰った際、担当役員から掛けられた言葉だ。 これまでもクライアントから依頼されての商品開発・サービス開発は、数えきれないくらい携わってきたが、次世代に向けた新規事業を考えるとなると未知の世界である。 これまでは既存事業にちょっとした新しい視点の何かを追加したり、改良したりするレベルで問題はなかったし、それ以上の事を求められる事もなかった。 しかし、今回の担当役員から私に掛けられた言葉

      【AD.02】物事の本質を理解せよ