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絵本みたいなパズルゲーム『Creaks』

あまりゲームをやってこなかった私ですが、とあるパズルゲームにハマっています。Apple Arcadeのお試し期間に出会った『Creaks』。チェコのゲーム会社、アマニタデザインの作品です。

なんといっても素敵なのは、絵本のように緻密な映像。手描き風に細部まで描き込まれていて想像が膨らみます。家具や本棚、置物といった小物も凝ったデザインなんですよね。映像を眺めているだけでわくわくします。

ゲームはストーリー仕立てになっています。舞台となるお城のような建物で、敵の攻撃を潜り抜けつつ各ステージに進み、ゴールを目指します。

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主人公の男の子が部屋で本を読んでいると、壁紙が剥がれて抜け穴が現れます。抜け穴を通り抜けると…

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作品の舞台となる巨大な建物が現れます。男の子の部屋は、この建物に繋がっていたのでした。
長い階段を降りると最初のステージが現れ、いよいよパズルが始まります。

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敵として現れるのは、ロボットのような見た目の犬、神秘的なクラゲ、とげとげの人、羊です。それぞれの敵の動きに習性があり、それを上手く利用して次のステージへ移るのがミッションです。
たとえば、上画面の左下にいる犬。一定距離まで近付くと怒って噛み付いてくるのですが、光を嫌います。光に当たると棚に変化するので、難なく道を通り抜けられるようになります。


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神秘的なクラゲ。触ると感電してしまいます。光に当たると地球儀になります。


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画面中央にいる黒い影が、とげとげの人。男の子を動かすと同じ方向に付いてきます。近付き過ぎると頭のとげとげで刺されてしまいます。
部屋の両端にあるのはエレベーター。ボタンを押すと上下します。こういう機械仕掛けもわくわくするんですよね。


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画面下、中央にいるのが羊。いちばん可愛らしい敵です。追いかけると逃げますが、一定距離まで近付くと角を向けて威嚇してきます。まさしく「窮鼠猫を噛む」といった感じ。


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味方として協力することになるのが、鳥人間たち。ちょっと怖い見た目ですが、随所で助けてくれます。

ステージが進むにつれパズルの難易度も徐々に上がっていくのですが、全体を通してちょうどいい難易度でした。考えないと解けないけれど、難し過ぎて全くお手上げ!というわけでもない。敵の習性とステージの仕掛けをうまく組み合わせて、脱出できたときは爽快感があります。

加えて、音楽も素敵。物哀しいテーマが至るところで流れるのですが、いっそう作品の世界に没入させてくれます。足音や機械の作動音等、効果音も凝っていてクセになります。

ひとつ残念なのは、Apple Arcadeを契約しないとプレイできないこと。月600円かかってしまいます。私は他にやりたいゲームがないので、お試し期間が終われば延長しないつもりです。ずっと手元に置いておけないのが残念。単品でダウンロードできるならすぐに購入するのですが…。

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