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在日あれこれ

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在日韓国人三世として見たこと、聞いたこと、思ったこと、感じたこと。
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2023年5月の記事一覧

名前をひとつ捨てること

 李という姓だけを名乗るようになって早3年ほどが過ぎた。在日韓国人で生まれ、10歳のときに親といっしょに帰化して、日本語の名前が戸籍上の表記だという期間が14年ほどあった。その間に2度、大学生のときと大学を出る前に家庭裁判所に姓改名の申し立てをしたが却下され、弁護士を紹介してもらって20万円で解決したわけである。数字がたくさん出てきて申し訳ない。

 在日韓国人にとって名前はアイデンティティのひと

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