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松島選手の活躍でクレモンがハイネケンチャンピオンズカップ準々決勝へ

ASMクレルモン・オーヴェルニュのヒーローとなった松島幸太朗は、82分にトライを決め、フランスチームをハイネケンチャンピオンズカップの準々決勝に導き、劇的な形でワスプスを退けた。

後半の大半はワスプスがリードする展開となったが、スクラムハーフのカミーユ・ロペスが勝ち越しのコンバージョンを蹴り、3度のファイナリストがベスト8に進出した。

クレルモンはスクラムを組み、クリアーした後、ラインアウトからマイケル・ル・ブルジョワがフリッツ・リーを走らせ、オドグゥにパスを出してゴールに押し込んだ。

マッテオ・ミノッツィはハイボールを拾い、クレモンのディフェンダーを1人、2人、3人と倒し、さらに2人をかわして再びボールを奪うと、ワスプスはトライまでもう一歩のところまでいった。

しかし、彼が確実にゴールを決めようとしたとき、松島幸太朗が彼の腕をなぞり、ミノッツィをノックオンさせるのに十分な力を発揮した。

その後、クレルモンはダミアン・ピノーがオーバーラップした後、セバスチャン・ベジーが同点に追いつき、さらにジョージ・モアラが2人の選手を倒してペニ・ラヴァイを見つけ、ペニ・ラヴァイは十分なスピードでオーバーラップし、振り向きざまにゴールを決めてリードを奪った。

トミー・テイラーが抜け出してダン・ロブソンにつなぎ、ダン・ロブソンが中に入ってジョシュ・バセットが飛び込むというセットプレーで、ワスプスは前半を終えた。

その後、ジェイコブ・ウマガが2本のペナルティーを決めてワスプスを6点リードしたが、インターバル明けにロペスが1本のペナルティーを決めて反撃した。

ロペスはさらに2本のペナルティを獲得し、ベン・ハリスの力強いトライでワスプスはベスト8に進出するかと思われた。

しかし終盤、ハイネケン・スター・オブ・ザ・マッチの松島選手がディフェンダーを跳ね返し、隙間をついてゴールに飛び込み、同点に追いついた。

緊張していたカミーユ・ロペスは、キッキング・ティーでミスをせず、アップライトを割ってクレモンをハイネケンチャンピオンズカップの準々決勝に送り出した。


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