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辞書の旅と書道特集 【お】 温故知新
温故知新
新明解四字熟語辞典の温故知新
![](https://assets.st-note.com/img/1705218917954-nxJ0ouPTBm.jpg?width=800)
補説
古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。「温」はたずね求める意。一説に、冷たいものをあたため直し味わう意とも。
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」または「故きを温(あたた)めて新しきを知る」と訓読する
意味
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見いだし自分のものとすること。
出典
論語『為政(いせい)』
【 独り言 】AIに温故知新の語釈を入れてイラストを作ってもらったら、日めくりカレンダーみたいなのができました(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1709043802577-ICd98Q39Oi.png?width=800)
明鏡国語辞典の温故知新
![](https://assets.st-note.com/img/1705219076349-FGl6Tu9xI7.jpg?width=800)
補説
故きを温ね(または、温め)新しきを知らば、以って師と為るべし」から。
意味
昔のことをよく学び、そこから新しい考え方や知識を得ること。また、過去のことを研究して、現在の新しい事態に対処すること。
注意
「おんこ」を「温古」と書くのは誤り。
出典
論語『為政(いせい)』
【 独り言 】明鏡の温故知新では儚いバラのようなイラストが生まれました。褪(あ)せた感じが故きを温ねている気がしないでもない。
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広辞苑の温故知新
![](https://assets.st-note.com/img/1705219270616-fDhvVOeBy4.jpg?width=800)
意味
昔の物事を研究し吟味して、そこから新しい知識や見解を得ること。
訓読
故きを温ね新しきを知る
以て師と為る可し
補説
古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意
出典
論語『為政(いせい)』
【 独り言 】AIの原案を基にして書いたらほとんどオリジナルになりました(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1709043900645-ozXtprNaL3.png?width=800)
温故知新の書き比べ
![](https://assets.st-note.com/img/1709043976633-WvHVAvzl61.png?width=800)
温故知新のまとめ
温故知新は、中国古典でもトップクラスに有名な論語の言葉です。
温故知新は、昔のことや前に学んだことをよく調べ、考えたり吟味したりして、新たな知識や見解を得て、自分のものにすることです。
歴史を学ぶことは温故知新に繋がります。授業の歴史でやる気が出なければ、面白い逸話や伝説などの登場人物に憧れて調べるのも大いに有りでしょう。それは本だったり、スマホだったり。
昔のことがわからなければ、今のことはわかりません。今ここにあるものは、昔作られたものだからです。真の独学というのも有り得ません。必ず誰かから教わっています。
塾に行かずに独学で試験に合格した、というのも真の意味では独学ではありません。参考書から教わっています。そしてそれを作ったのは人です。
人は誕生の時から一人では生きていません。必ず誰かに支えられ、学び、成長しています。今の技術は先人たちが編み出し、それを後から続く人たちが学び、自分の糧(かて)にしたものです。垂直方向に物事を考えると、感謝の念が生まれます。
また、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」の後には、「以(も)って師と為(な)る可(べ)し」とあります。意味を繋げると、昔のことをよく学び、そこから新たな道理を考えられるようになれば人の師となることができる、となります。
温故知新も素晴らしい言葉でしたね。
さあこれで辞書の旅特集の「あ」行が終わりました。次から「か」行に突入です。来月か再来月には「か」を特集します、今のところカリスマが有力候補ですが、まだ探索中です(笑)
PS
神にしました!