映画『ウィッシュ』を見て

明けましておめでとうございます。
鈴木　はぐです。

本年もよろしくお願いいたします。
年賀はがきのお年玉当選番号が発表される前に、
新年のご挨拶ができました。
よかったよかった。

…と、ここまで書いていましたが
投稿しておりませんでした。
とうに年賀はがきのお年玉当選番号は発表されてしまいましたね。
皆さんはどうでしたか？
私は1枚も当たりませんでした。

皆様は2024年のお正月はどのように
過ごされましたか。
私は友達と映画を見に行きました。
ディズニー作　吹替版『ウィッシュ』を。

ここからは本作品のネタバレと、
個人的な見解による批判になります。
見たくない方はここまででお願いします。

「ウィッシュ」のあらすじをざっくりいうと、
昔々あるところに「幸せ」だと評判の国があり、
そこは国王に自分の願いを差し出すことにより
移住できる。
国王は魔法で人の願いを受け取り、それを管理し支配している。
この国では年に1回、選ばれた国民1人の願いを叶えてあげるのだが
実はそれは国王にとって利用価値がある人だけが叶えられる。
主人公は今年こそ自分の祖父の願いを叶えてもらえると思い―
そんな秘密を知った主人公は
みんなの夢を取り戻すために立ち上がる。

私にとって「２度と見なくていい作品」でした。
そう思った理由はたくさんありますが、
総じて登場人物たちの感情の動きが超雑で
かなり浅くしか掘り下げていないことが最大の理由です。

〇国王は昔、他の国で王族だった…のかな…？
→「２度とあの悲しみは味わいたくない」と王妃に言うシーンがあるが、
言うだけ。ちょっと言うだけ。
国王が昔どんな目にあって、こんな魔法を思いつき、
国民が平和で幸せだと感じる国を作り上げたのか。
そこには一切触れないせいで、
主人公が国王に歯向かい、国王が闇落ちしていくシーンに
感情移入ができず、ただの愚かな人に見えてしまう。

〇主人公はしきりに「自分の力で夢を叶えるのよ」と言う…が…
　そもそもあなたの夢は、おじいちゃんの夢を叶えてあげること…だけ？
→自分が国王の弟子になることにより、その夢を優先的に国王に叶えて
もらおうとしたけど、国王は祖父の夢を叶える気がないことを知ってしまったので、祖父の夢を勝手に回収して、勝手に祖父に返した。

…じゃああなたの夢は叶ったじゃない？
でもそれだけじゃ満足できず「みんなの夢を取り返すのよ！」と
立ち上がり、仲間にその秘密を暴露する。
するとすぐにその仲間たちは主人公に協力することにする。

…幸せで平和に暮らしていたし、自分の夢をまだなくしてない
（国王に差し出していない年齢）のに、なぜすぐに
この仲間たちは「王様は悪者！」「主人公と戦う！」ってなるの？？
　

このほかにも「王妃、すぐに王様の味方やめるじゃん」とか
「願いや夢って時間とともに変わるけど、そこは都合いいときだけ
発生するのね」などの感想がありますが、止まらなくなるのでこの辺で
やめておきます。

ディズニー作品は好きなものが多く、新作は映画館で見ることが多い私。
今回は本当に「見なくてよかった」と思いました。
そう思ったことが悲しかった。

先日、この映画を見ていない別の友人と会った時の会話
友「映画は見てないんだけど、『ウィッシュ』のポスター見たらさ」
私「う、うん」
友「『晩節を汚す』って言葉が浮かんだよ」

…友人のこの言葉通りにならないことを祈っています。

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