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ドイツ - ライン川クルージング ライン川沿いの風景

ドイツ観光でお勧めするのが、ライン川のクルージングです。前回はリューデスハイムの紹介をしましたので、今回は船着場から遊覧船に乗ってライン川を下っていきましょう!(この記事は2012年05月頃にドイツのライン川クルージングした時のことを書いています。)

KD社のリューデスハイム発 => ボッパルド行の船に乗ります。

船の上部デッキは見晴らしが良いので、こちらに乗ることをおススメします。デッキでは食べ物や飲み物を注文できます。素敵な景色を見ながら、食事を楽しめます。支払いは注文都度します。

最初の見どころはライン川の中州に立つネズミの塔(Mäuseturm Toll Tower)です。最初は税関として建てられ、そのあと信号灯として使用されていたようです。

右手にエーレンフェルス城(Ehrenfels Castle Ruin)が見えてきました。11世紀頃に建てられ、ネズミの塔と一緒に徴税用の城として使われたそうです。

左手にライン川沿いの城では有名なラインシュタイン城(Rheinstein Castle)が見えてきました。切り立った崖の上にある、城塞らしいお城です。正確な築城年月は分かっていないようです。

進むと左手にライヒェンシュタイン城(Reichenstein Castle)が見えてきました。中世に盗賊の巣窟になっていた時期がありますが、現在はホテルやカフェになっています。

左手にゾーネック城(Sooneck Castle)が見えてきました。山の中腹付近にあり、ここを訪れるのは大変そうです。

左手にハイムブルク城(Heimburg Castle)が見えてきました。13世紀末にマインツの大司教が建てた城です。船の紅白の旗がかぶってしまってちょっと残念な写真になりました。

左手にフュルステンベルク城(Fürstenberg Castle Ruin)が見えてきました。13世紀頃にケルンの大司教が建てた城です。

左手にシュタールエック城(Stahleck Castle) が見えてきました。11世紀ごろにケルンの大司教が建てたそうです。大司教は城を立てるのが好きなのでしょうか。

川の中には、プファルツ城(Pfalzgrafenstein Toll Station)が見えてきました。この城は関税用であり、ライン川を航行する船から、通行税を徴収するための関所として使われました。

右手にグーテンフェルス城(Gutenfels Castle)が見えてきました。13世紀頃にライン渓谷の軍事拠点として築かれた城です。

左手にシェーンブルク城(Schönburg Castle)が見えてきました。古城を利用したホテルになっており、宿泊できます。

次は有名なローレライです。ローレライの岩付近は深さが25mで幅約110mと非常にせまく、ライン川流域では最も危険です。船の事故が多い事からローレライの神話である、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」が生まれたそうです。険しい岩が右手に あり、川幅も狭く、カーブしているので確かに危険ですね。

ローレライの岩を過ぎると左手にラインフェルス城(Rheinfels Fortress)が見えてきます。13世紀頃にノイカッツェネルンボーゲン家が領地を守るために築いた城塞だそうです。

対岸の右手には、通称 ネコ城が見えてきました。ノイカッツェネルンボーゲン城というのが元々の名前ですが、長いので名前の一部からカッツェ城と呼ばれるようになりました。カッツェはドイツ語でネコなので、ネコ城になりました。

さらに下流に進むと、右手にネズミ城(Maus Castle)が見えてきます。この城の城主トリーア大司教ベームント2世は、そしてカッツェネルンボーゲン家のラインフェルス城と対抗してこの城を築いたそうです。
ドイエルンブルク城が元々の名前ですが、ノイカッツェネルンボーゲン城がネコ城と呼ばれるようになると対比でネズミ城と呼ばれるようになったそうです。ネズミにネコだと食べられちゃいますね。

終点のボッパルドの街が見えてきました。

約2時間の楽しいクルージングが終わり、ボッパルドの街に上陸します。

ライン川沿いにはまだ見どころがありますので、次は電車で下流の街のコブレンツに向かいます。次回はコブレンツの紹介をします。

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