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ドイツ - テュービンゲン ホーエン・テュービンゲン城と学問の街

テュービンゲン(Tübingen)は、街中をネッカー川が流れるドイツ南部の街です。大学都市でもあり、人口の約4割が学校関係者や学生で構成されています。なお、ヘルマン・ヘッセ、ヘルダーリン、ケプラーなど有名な作家や学者が青年時代を過ごした街でもあります。ここには、立派な城が残っており、景観良いので紹介します。(この記事は2016年12月頃にドイツ南部にあるテュービンゲンを旅行した時のことを書いています。)

滞在しているシュツゥットガルドから、電車でテュービンゲンに向かいます。1時間ほどで、テュービンゲン駅に着きました。

駅と城のある市街地は,ネッカー川を挟んで離れています。まずはエバーハルト橋を目指しますが、橋の手前には、観光案内所があるのでパンフレットをもらっておきましょう。

ネッカー川にかかるエバーハルト橋から見る川沿いの風景です。レンガの屋根にパステル調の色合いの家が、まるで絵葉書のような風景ですね。川沿いの薄黄色の塔が、ヘルダーリンの塔です。詩人ヘルダーリンが36年暮らした場所です。

市街地に入り、丘の上を目指します。途中にあるシュティフト教会です。大学の創立者である、エバーハルトによって建てられた教会で、遺体が安置されています。

さらに進むと、マルクト広場があります。曜日によっては、市場が出ていて賑わっています。ここには市庁舎が建っており、壁面が綺麗です。

ホーエン・テュービンゲン城のある高台へ向かうため、坂道を登りましょう。城門前の坂は、結構急なので注意してください。

高台からは、街の景色がよく見えます。冬場だったの霜が降りて寒かったのですが、素敵な景色が見れてよかったです。

ホーエン・テュービンゲン城の入り口です。城が建てられたのは、1078年頃で、1606年にルネサンス様式に改装されました。現在はテュービンゲン大学の施設として使われており、一部が博物館として一般人向けに公開されています。

せっかくなので、博物館を訪れることにします。博物館の入り口は、城の中庭の入って左手すぐにあります。

博物館では、古代から中世にかけてのギリシャやローマの遺物や彫刻などが展示されています。大学の研究成果を、公開する場ともなっています。

私が訪れたときは、特に彫刻関係の展示が多かった印象です。

ドイツでこの付近の有名な城といえばホーエン・ツォレルン城ですが、地理上では近い位置にホーエン・テュービンゲン城もあります。こちらは駅から徒歩でアクセスできるので、南ドイツを旅する際は訪れることをおススメします。

ホーエン・テュービンゲン城博物館
https://www.unimuseum.uni-tuebingen.de/de/museum-im-schloss.html

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