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ボールを持ってるのは誰か?

仕事を前に進める方法は、つまるところ二つしかありません。
自分でやるか、他人に任せるか、の二つです。
そして、仕事の大半は、組織やチーム、関係者との協働により進んでいきます。
また、例えばA→B→Cという行程がある仕事の場合、Aを自分がやって、Bは他の人に任せて、Cは再び自分がやる、というようなケースなど、自分と他人の役割分担が組み合わさってくる場合もあります。
それぞれの行程が同時に進められるなら、自分のスピードが他人に影響することはありません。
しかし、A→B→Cの順にしか進められない仕事の場合、Aが遅れればBが遅れ、結果的にCが遅れることになります。
たとえば、アンケートを作って、回答してもらい、それを集計する、という仕事があったとします。
自分がアンケートの内容を作り(A)→他人に回答してもらい(B)→自分が集計する(C)。
まず自分がやるべきAの仕事を早く始めなければ、回答期限が短くなるし、集計期間も苦しくなります。

つまり、サッカーで言えば自分でやる仕事はドリブル、他人に任せるのはパスにあたります。
まず、ドリブルでAを進め、すぐにBにパスする。再びボールを受け取ってCのドリブル、という感じですね。
このスピードがチーム全体のスピードを左右します。
いま自分がドリブルすべきならすぐドリブルを開始するか、早くパスを出す必要があります。
パスをもらってボケーっとする、というのが最悪のパターンですね。ドリブルしないなら早くパス出せよ、ということです。
そして、いま自分がドリブルすべき状態なのか、パスを出して再びボールを待っている状態なのか、その状況を判断することが前提として必要です。

どこにボールがあるか認識し、自分がボールを受け取ったら、すぐにドリブルするか、すぐにパスを出す、それがチームのスピードを上げていきます。

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