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創作(小説)に役立つ記事

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noteで出会った、ためになる面白い記事を集めました。
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#読書

【リアリティーを出すためには?】創作のひきだしを広げるためにすべきこと(2012年12月号特集)

馬齢も重ねれば強み 十代でデビューした作家の処女作は、自宅と学校、アルバイト先とその周辺が舞台で、ほんの少しの体験を想像力で広げて書いていたりします。そうした実例を目の当たりにすると、実体験などなくても想像力があれば小説は書けるという意見にも頷けます。  しかし、その手の小説はどうしたって世界が狭くなりますし、知りもしない世界を想像力だけで書けばいつかはボロが出ます。リアルでもない。  大人なら会社員の一日を書くのは容易ですが、高校生が書いたら薄っぺらなものになりそうです

ストーリーがわからない作品を観続けない話 −ドラマ『Silent』を添えて−

ドラマやアニメを毎週観続けるかを決める要素の1つは、ストーリーの骨子がつかめること。 ドラマ『Silent』は、冒頭5分でどんな話か分かり、物語に引き込まれた。 ストーリーを理解できないと切ってしまう理由と、『Silent』のストーリーを理解するまでの流れを書いてみます。 この記事はこんな方を対象にしています。  ✅ドラマ『Silent』を観たことがある方  ✅アニメ・ドラマを観続けるか悩むことが多い方 ストーリーへの理解が作品の視聴継続を左右する作品を観続ける動機は

貸し本棚のご紹介

こんにちは、加藤です。蜘蛛の糸をよじ登った大盗賊カンダタはどうすれば救われたのか考える毎日です。 貸し本棚の開発記を書いていこうと思っていますが、その前に貸し本棚の簡単な紹介をしておきたいです。 小説保管サービス貸し本棚は小説投稿サイトの体を成した小説保管サービスです。投稿サイトとほとんど変わりませんが、大勢に読んでもらうための楽天のようなモール系ではなく、個人スペースを持つことができるレンタルカートのようなものです。 そのため、アクセス数の集計やランキング機能がありま

誰かの文章を好きになるとき。

誰かの書いた文章を好きになるときって どこが好きなんだろうって。 わたしは見たことのない映画の評を 書いていらっしゃった横田創さんの 「天使、まだ手探りしている」 というタイトルの映画評を読んだ時 ひとめぼれした。  壺からでたばかりの焼き立てのパンをトレーごと落として さらにあわててその上から生卵を雨と降らせてしまったアル バイトの女性を慰める言葉なんて、わたしには思いつかない。 そんな冒頭を読んだ時これはわたしの物語かと 思うぐらい、彼女に似ていた。