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アイデアはメモるな! 〜ぐろ的仕事術のすすめ〜

桜が散ったというのに、まだ花粉症に悩まされている“ぐろ”です。もう大丈夫だろうと余裕をかましていたのですが、あまりの苦痛にアレジオンを6日分だけ買い足しました。今季はこれが最後買い足しになって欲しいものです。

さて皆さんもお仕事や日常生活でアイデアを生み出さなければいけないことはあるのではないでしょうか。私は広告やブランディング、PRの仕事をしている関係上、そんなことは日常茶飯事あります。広告の企画、プレスリリースの切り口、ロゴデザイン、店舗コンセプト、商品コンセプト、サービス名など仕事の多くをアイデアを出すことに追われています。

みんなどうやってる!?

皆さんはアイデアを出さなければいけない時、どのようにされているでしょうか?ロジックツリーを作ったり、企画火山と唱えながら1000本ノックやってみたり(質より量の理論)、結果逆算法で考えてみたり、マンダラチャート作ってみたりしていると思います。それはそれでいいと思います。かく言う私もたまに使ったりはしています。

ただ私のポリシーとしていつもやっていることは“考えたついたアイデアを決してメモらない”ということです。

何でメモらないの?

それは簡単。その時々の判断(このアイデアいい!ッて思う感情)はその時のテンションや環境などに大きく左右されるからです。時間に追われて深夜に考えたものが、翌日の企画会議に出しても高評価を得られることは少ないと経験上感じています。これは夜に書いたラブレターが翌朝見返してみるとメッチャ恥ずかしいのと似ていると思います。夜には夜の、日中には日中の、会議中は会議中の、ひとりでいる時はひとりでいる時のテンションや感情の流れというものがあり、その状況に人間の判断は大きく影響すると思っています。だからその時にイイと思ってメモったものはあまり意味が無いのです。

じゃ、どうしたらイイの?

私はアイデアを考えた後はだいたいメモを取らずに数日放置します。そして数日後でもそのアイデアを思い出し、やはりイイと思ったものだけ提案・提出するようにしています。

放置して様々なテンションや状況を超えて生き残ったアイデアは、自身の中で本質的にイイと腹落ちしているものであることが多いです。逆に数日間で忘れてしまうようなアイデアはその場の場当たり的な思いつきであることが多いです。

私はアイデアをいくつも書いてきて全部ぶつけてくる部下に対して「本当にそれイイと思ってるの?」と言うことがあります。その際に部下はたいてい困惑してしまうことが多いです。本当にイイと思って提案してないから。反論するほどの腹落ちができていないからだと思います。

よく企画は量とかという話は出てきますが、それは検討段階での話。決断する場に出すものは魂のこもった1案の方がずっと良いと思います。

guro


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