薄毛治療専門クリニックにカウンセリングに行ってきた!
薄毛が気になってしょうがない私、アラフォー女子ぐり。
ついについについに、薄毛専門クリニックでカウンセリング&治療を受ける決心をしました!
※2021年の記録となります。
田中みな実の「薄毛治療始める宣言」に背中を押された
私が薄毛治療を始めようと思い立ったのは、ある芸能人の発言がきっかけです。
自分の薄毛についてはここ1年ほど気になってはいたものの、まだそこまでじゃないと決めつけていたのですが、
あの田中みな実が「薄毛治療を開始する」と宣言したとネットニュースで見て
「マジで!?」
と驚きました。
確かに毛髪が豊かなタイプではないけれど、薄毛治療が必要なほど???という印象だけど……
何より美のトップリーダーとしてSNSの美容垢界隈では絶大な人気を誇る彼女が、わざわざそんな宣言をしたことにも驚いたのです。
田中みな実……マツコから嫌われているブリッ子女子アナのイメージしか実はなかったけど、ちょっと親近感湧いたかも。
田中みな実は当時まだ34歳。
なら私もやった方がいいかも。むしろこれは恥ずかしいことでも何でもないのかも!?と感じ始めたのです。
薄毛治療クリニック、どこもカウンセリングがけっこう混んでた!
最近では女性専門の薄毛治療クリニックもいくつか登場しているようだったので、都内にある女性向けクリニックと男女共用のクリニックを選び、「明日カウンセリング受けられますかー?」と打診してみました。
急に翌日の予定が空いてしまったのと、都内に出かける用事があったので「じゃあ、この機会に」と思い立ったのです。
私がカウンセリングを受けようと思ったのは以下のクリニック
AGAスキンクリニック レディース院
リアス銀座クリニック
TOMクリニック
この中では、AGAスキンクリニックレディース院とリアス銀座クリニックが女性専門、TOMクリニックは男女ともに通えるクリニックです。
ところが、全てのクリニックで「本日はもう予約がいっぱいで……」と、翌日の予約が取れない状態!
東京はコロナ禍の緊急事態宣言が出ている(2021年2月)こともあり「比較的予約は取りやすいだろう」と思っていたのでとてもびっくりしました。
結局、後日そのうちの1院で予約が取れたので、カウンセリングを受けに行くことになりました。
訪問時間を細かく指定「ほかのお客様と絶対に顔を合わせないように」
というわけで、某薄毛治療クリニックで予約が取れたのですが、事前確認の電話で
「ぐり様の予約は〇時〇分ですから、その時間ちょうどに来てください。早すぎたり遅すぎたりすると、他のお客様と顔を合わせてしまう恐れがあります。皆さまのプライバシーを配慮するためにも、ご協力をお願いします」
と言われたのです。
今まで数々の医療美容クリニックに行ったことはありますが、ここまで「ほかの人と会わないように」と配慮されたのは初めてで、
「薄毛治療は本当にデリケートな問題なのだな」
と実感しました。
指示通り、時間まで近くを歩きまわったりコンビニで新商品をチェックしたりして時間をつぶし、指定された時間の3分前に到着。
エレベーターでもクリニックの入り口でも待合室でも誰にも合わなかったどころか、「たぶん今、クリニックにいるのはここのスタッフさんと私だけ」という感じでした。
徹底したご配慮、素晴らしいです……
血圧測定、カウンセリング……親しみが持てるカウンセラーさんと話が弾む
薄毛治療クリニックでのカウンセリングは、最初に待合室で血圧測定をして次に問診票(全3枚のボリューム)を記入します。
それからカウンセリングルームに移動してカウンセラーさんとカウンセリング。
カウンセリングルームはまるでどこかの家のリビングのような作りでした。
私がこれまで行ったことがあるどの美容医療クリニックとも違っていて新鮮。
それから、私が書いた問診票を見ながら、カウンセラーさん(40代くらいの男性)とお話をしました。
このカウンセラーさん、ご自身も薄毛治療をされていたそう。気さくな人柄がにじんでいたこともあり、あまり緊張せず気軽にいろいろ話したり相談したりできました。
カウンセラーさんとの話で印象的だったのが、カウンセラーさんの体験談。
カウンセラーさんが「あれ、薄くなってる?」と自分の薄毛に気づいたあと何もしなかったところ、3年くらいで急激に薄毛が進行してハゲにちかい状態になってしまったそう。
「薄毛は進行が早いです。でも早めに治療を開始すれば、内服薬や外用薬、注射の治療などでもとに戻せる可能性はあります。一方、薄毛になって何もせず長年放置してしまうと、それらの治療では対策できず、植毛するしかなくなってしまうんです。ですから、できるだけ早く治療をすすめることが大切なんです」
なるほど……
ちなみに、その時のカウンセラーさんの髪はかなりフサフサしていて、昔薄毛だったとは思えないほど。
カウンセラーさんもいろいろな治療をされたのだそう。
うーん、これは期待できるかも……
女性の薄毛には遺伝はほぼ関係せず、1年くらいで治療が終わるケースが多い
さて、薄毛というと「遺伝」ではと考えてしまいます。
実際男性は遺伝を気にしている人も多く「うちは親父がハゲだから」「うちはおじいちゃんもだから」なんて話をよく聞きますが、女性の薄毛の場合は遺伝はあまり関係ないそうです。
女性の場合、薄毛になる理由はたくさんあり
加齢で女性ホルモンが大幅に減ってしまい、男性ホルモンが優位になったため
出産により一時的に女性ホルモンが大量に失われたため
強いストレスや不安
血行不良で頭皮に栄養が行き届かない
甲状腺の病気が原因の可能性もある
などなど、なのだそう。
ただ、男性の薄毛の場合は、脱毛を促進される成分が体内で作られるために毛が抜けるのに対し、女性にはそれがないため、女性はある程度治療をして毛が増えてきた&生えてきた&育ってきたら、そこで治療を終了できるケースも多いのだそうです。
治療を継続する場合でも、内服薬だけを続けるなど治療内容を軽いものに変えていくため(もちろん、その人の症状によって変わるため絶対ではないけれど)
「ずっと治療が続く」
「薄毛治療に高いお金をずーっと払い続けなくてはいけない」
ということにはなりにくいのだと教えてもらいました。(男性で遺伝的な薄毛の場合は、薄毛の遺伝作用を抑える薬を飲み続けなくてはいけないそうです)
もうこれだけで私的にはすごくうれしい情報!
薄毛治療、一定期間だけやれば終わるのだと思えば、「よし、やってみるか!」と思えます。
髪の毛はこんな段階を経て薄くなる
さて、薄毛の人はうすうす自分でも気づいていることが多いと思うのですが、
薄くなる部分の髪はフサフサ生えている部分と比較すると、髪の毛が細くて頼りなく、生えている本数も少ないように感じます。
さらに抜けた毛ををよく見ると、長くて明らかに寿命を迎えた毛だけでなく、細い産毛みたいな毛や、毛先が細くて一回もカットされた形跡がない、「いや、まだまだ育つでしょ」みたいな毛が混じっていることも……(私はこの毛を「赤ちゃん毛」と呼んでいます)
カウンセリングでは、薄毛になるのには段階があることも教えてもらいました。
ノーマル(薄毛じゃない人や場所)
ひとつの毛穴から2~3本の毛が生えている。
それぞれが太くしっかりしていて、長い。
薄毛進行度1
ひとつの毛穴から1本だけしか毛が生えてこなくなる
薄毛進行度2
ひとつの毛穴から生えている1本だけの毛が細くなる
薄毛進行度3
そして早く抜けてしまう
無毛
毛穴から毛が生えてこなくなる
薄毛進行度3までなら、まだ回復の望みがある!
カウンセリングでは、「薄毛進行度3までなら、薄毛の治療をすれば髪の寿命が伸びてだんだん太くなり、1つの毛穴からまた2本、3本と毛が生えてくるようになります」と教えてもらいました。
まだ毛が生えている状態でさえあれば、それが1本でも細くても、そしてすぐに抜けるようになってしまっても望みがあるのです。
けれど、毛穴から毛が生えてこなくなってしまうと、毛穴自体が退化してしまいます。そうなるともう、現在の医学では内服薬や外用薬、注射、再生医療でも毛を生やすことは不可能だそう。
そうなると植毛しかないそうなのです。
だから、薄毛の治療を始めるならなるべく早く、生き残っている毛穴が多いうちが良いということになります。
ヘアサイクルが早くなったら焦った方がいい
髪の毛も体毛も、今生えている毛が全てではありません。
毛は、
休止期→成長期→退行期→休止期
とサイクルを繰り返し、成長期と退行期の毛が「今、見えている毛」です。
これが髪の毛の場合、通常だと
休止期(数ヶ月)→成長期(2~5年)→退行期(3週間)
くらいの時間です。
ところが薄毛になると、成長期の期間がどんどん短くなってしまいます。
まだ美容室でカットされた形跡のない新しい短い髪が抜けるようになったということは、成長期が非常に短くなっていることの証でもあるのです。
ひとつの毛穴は約15回、髪を生やすことができます。
私たちの髪の毛は、通常ならば1回生えると2~5年は成長して生えているので、6年ならだいたい一生(約80~90年)分は髪の毛がある計算になります。
しかし成長期が短くなると、その大切な15回のサイクルをあっというまに使い切ってしまうことになります。
そして、サイクルが終わって毛が生えてこなくなったら、あとは植毛しかありません。
薄毛の治療はできるだけ早く始めたほうがいいというのは、そういうことなんですね。
自分の頭皮の状態を始めてチェック
さて、薄毛になる過程についてや治療法法の優先度などについて教えてもらったあと、マイクロスコープを使って実際に頭皮の状態を見てみることに。
ここで医師がやってきて、頭頂と後頭部、気になる前髪とこめかみの4カ所をチェックしてもらいました。
初めて見る自分の頭皮……どんな状態なんだろう!?
ドキドキしながら見てみると……
頭頂と後頭部
ひとつの毛穴から数本の毛が出ていて、それぞれの毛も太い。問題なし
前髪とこめかみ部分
ひとつの毛穴から出ている毛が1本だけ。毛も明らかに細くなっている
という、前髪とこめかみ部分に関しては非常に寂しく厳しい現実が分かりました……
あと、どの毛穴もきれいで皮脂が詰まっていたりはしなかったので、これは個人的によかったです。
医師が頭皮を触って診断「頭頂の頭皮が薄くなっている」
マイクロスコープで撮影して写真を見た後、医師が私の頭皮を触り、
「頭頂部の頭皮が薄くなっています。頭皮のすぐ下がもう骨という感じ。頭皮の下のコラーゲンが減少しています」
と教えてくれました。
なんと!!!
エステやマッサージでよく「頭皮が硬い」と言われてきたけど、それって「硬い」のではなく「薄い」ということ!?
マッサージじゃどうにもならないということ!?
医師曰く、年齢的なものも関連していること、それからショックだったのが
「パソコンやスマホの使い過ぎで、血行が悪くなっている」
とも言われました。
確かに……
仕事柄、そしてこの令和に生きる働きざかり世代、起きている時間のうちの大半をパソコンとスマホを見て過ごしてるよね……
とにかく、
血行を良くして
薄くなった頭皮をなんとかしなくてはいけない
ということは、よくわかりました。
私がおすすめされた薄毛治療は……
いったい、どんな風に薄毛治療をすれば良いかという話も聞きたくなります。
私がおすすめされたのは、以下の方法。
内服薬を服用して髪を太く、生えてきやすい状態を作る、これを治療のベースにする
内服薬に加え、注射もしくはPRP治療で、一つの毛穴から生えてくる毛の本数を増やす
PRP治療なら頭皮の状態が良くなり、それが長期間持続する(3カ月くらい)
ただ、注射・PRP治療はお金がかかるため、予算と相談しながらできるときにやるというのもアリ
ということでした。
ここで出てきたPRP治療とは、「自分の血液を採血し、その中から血小板を取り出して頭皮に注入する」という再生医療で、頭皮の状態が回復(若くなる)という効果があるそう。(私の記憶に間違いがなければ)
自分の血液を使うため、副作用の心配がなく安全で、さらに効果がじわじわ長期間続くのが特長です、
ただ、料金は注射の約2倍。
注射はミノキシジルという、髪の毛を生やす成分を直接頭皮に打ち込む方法で、即効性があるのが特長なのだそう。
内服薬だけでも悪くないけれど、一つの毛穴から生えてくる毛の本数を増やすのが難しいということで、注射との併用をしたほうが、より「毛が増えた」「髪の毛がフサフサになった」という効果が感じられそうです。
ただ、いずれにせよ注射やPRP治療にはそれなりの金額がかかるため、「薄毛治療にどれだけの金額を支払うのか」という点をベースに考えて治療法を選ぶのが良さそう。
というわけで、すっかりその気になった私は、薄毛治療を開始したのです……!!
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