「〇〇くんがゆきのおっぱい触ってます!」
友達の何気ない発言で、状況は一変しました。
当時私は本気で嫌がっていたけれど、〝男子からいじめられている人〟と思われるのも嫌でした。
だから、最近大変そうだねと心配してくれる友達に対しても、笑って大丈夫だと返していたのです。
更に、親にもバレたくなかった。
元々性的な話をしたことがなかったし、自分がそういう対象にされていることを親に言うのは恥ずかしくて、なによりも嫌でした。
そうなると必然的に教師にも言えません。
中学生なのだから、学校で何かあれば親にも連絡が行くのは確実だと分かっていたからです。
けれど、その友達の一言があってからは、私が嫌がっていたことが全て現実となりました。
まずその場で〇〇くん(以下、Aくんとします)が別室に連れていかれました。
その日の放課後、部活の顧問(女性教師)から呼び出され、その事について聞かれました。
顧問は私も元々大好きな先生でした。
いい意味で先生らしくないというか、先生というよりは母親に近い感じ。
口は悪いけれど、生徒思いで優しいかっこいい先生。
そんな先生から呼び出され、事実確認をされました。
胸を触られたのは本当か
いつ頃からなのか
誰から触られていたのか
そんなことを聞かれ、全て正直に答えたと思います。
その時に先生が自分のことのように悔しがってくれました。
「自分の娘がそんなことされてたら絶対許さん」
といって怒りをあらわにしてくれました。
その日から被害は落ち着き、その後加害者たちと私は一切関わることなく話が進んでいきます。
翌日学校から帰宅すると、玄関で話をする母親と担任の姿がありました。
親にバレるわけにはいかないと思った私は、担任が帰った後に
「あれは〇〇ちゃんがふざけて言っちゃったみたいなんだよね(笑)」と伝えました。
加害者側の保護者にも学校から連絡がいき、直接謝りたいから私の家の電話番号を教えて欲しいと言われたようです。
学校側からは個人情報なので教えられないと断ったそうで、以降加害者家族と私や保護者が関わることはありませんでした。
その騒動があってから1ヶ月くらいは何もなく、普通の生活に戻りました。
安心したのもつかの間、今度は先生の目を恐れてか学校外で襲われるようになりました。
続きは次の記事から書いていきます。