ぼくとダイコンの成長日記
こんにちは!軍曹です!
一応農業をやる身として、記録として残しておきたいなぁと思ったので今回は農teを書いてみます。
以前行ったダイコンを無農薬で育てようとした研究について書いていきます。皆さん簡単に無農薬の野菜じゃなきゃ〜とか言いますけど、あれ相当キツイんですよ?知ってます?
種
今回使用した種は、夏祭という名前の通り夏に栽培する用の種です。ダイコンは冬のイメージが強いと思いますが、夏ダイコンもあるんですよ。夏ダイコンは辛味が強く、どちらかというと大根おろしは夏ダイコンの方が向いてるかもしれません。
まぁ無農薬で育てると言っても何の工夫もしなければ当然病虫害に遭ってしまいます。そこで今回私はコンパニオンプランツという栽培方法を試すことにしました。
コンパニオンプランツとは?
コンパニオンプランツとは、2種類以上の植物を近くに植えることで虫が寄りづらくなったり、雑草が生えづらくなるという栽培方法のことです。ダイコンの場合、近くにナスやサトイモ、ニンジンなどを植えることで雑草や害虫の防除効果が期待できるらしいです。
今回はニンジンとマリーゴールドをダイコンの近くに植えることにしました。ニンジンは成長促進や害虫防除効果が、マリーゴールドも害虫防除効果が期待できるそうなので、実験してみます。
実験の準備
ニンジンは春〜夏にかけて栽培できる野菜なので、今回の実験を行った時期(4月ごろ)にはぴったりでした。ちなみに使用した種はこちらです。
こちらも夏の収穫になるので、暑さに強い品種を選びました。
マリーゴールドに関しては植える前に種を一晩水につけておく作業が必要になります。
このように水につけておくことで発芽しやすくなるので、皆さんも試してみてください。
播種(5月14日)
播種とかかっこいい言葉使ってますが、簡単に言うと種まきのことです。今回は少し遅めの5月に種まきを行いました。
このようにダイコンの種は1穴に4〜5粒撒くのが普通です。ここから発芽してきたダイコンを時期に応じて間引きしていきます。(間引きについては後ほど説明します)
ニンジンの種は写真のように1列に撒きます。こちらについても後ほど間引きを行います。
※今回はダイコンがメインの研究なので、ここからはほとんどダイコンの写真しかありません。ご了承ください。
発芽(5月21日)
可愛いダイコンちゃんが発芽してました。順調ですね。
5月25日
本葉が出てきました。少し虫食いがありますが、順調ですね。
害虫紹介(閲覧注意)
ハムシ
モンシロチョウの幼虫
こいつらは全員ダイコンの葉を食うめちゃくちゃ迷惑な虫です。6月ごろに発見しました。
間引き(6月18日)
先ほど書いた間引きを6月中旬に行いました。
間引きとは、このイラストのように何本か生えてきたダイコンのうち成長が遅いやつを1本引っこ抜くだけのシンプルな作業です。
まぁそのシンプルな作業を2時間近くやり続けるので、めちゃくちゃ辛いんですけどね…
思いの外成長が早く、かなり育ってきました。
ちなみにマリーゴールドちゃんは花が咲きました。可愛い。
6月29日
やはり無農薬だとかなり葉が食われてしまうようです。成長はしていますが、これだと葉は取り除かなきゃいけなくなりそう。
この日は間引きしたニンジンに豚の鼻みたいなものがあった。これも可愛いですね。
収穫(7月10日)
いよいよ収穫の日がやってきました。
果たして無農薬で害虫の被害に遭わないダイコンを作ることはできたのか…
失敗しました(笑)
まぁ簡単に言いますと、ダイコンはできたんですが葉っぱは全滅でした。
こんな感じで葉に元気が無く、まぁ今回の実験は失敗と言えるでしょう。
ちなみにダイコンが30本も収穫できてしまったので、路上で販売しました。
まとめ
今回の実験を通して分かったことは、虫の凄さと無農薬で野菜を栽培することの難しさですね。
これで皆さんにも無農薬野菜の凄さが少しは伝わったんじゃないでしょうか。
ちなみに今回の栽培では肥料を混ぜた土を作って耕したり、1つ1つの穴に肥料を追加したりするクソ地味な作業の説明は割愛してます。
このような作業を含めると、マジで農業に休みはないです。
こんなに地味で地道な作業が多いから次世代の農業の担い手が減ってきているのかもしれませんね。
このnoteを通して皆さんが少しでも農業に興味を持ってくれたり、農業も楽しそうだなぁと思っていただけたら幸いです!
最後まで読んでくれた方々、ありがとうございました!!
冬に向けて畑の片付けとかしなきゃなぁ…はぁ…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?