【3】フランス人は10着しか服を持たない/ジェニファー・L・スコット【書評】

参考度:⭐️⭐️⭐️
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️


読んだきっかけ

1〜2年前ほどに読んだ本。InstagramやPinterestでミニマリストに興味を持ち、調べていくうちに発見、読むことにした。

感想

「女性らしさを大事にする」というのがメインテーマ。内容は著者が大学生時代、パリに留学した経験に基づいたもの。タイトルは服についてのものだが、それ以外にも「食事の時間を大事にする」「意識して体を動かす」「読書や映画鑑賞を楽しむ」といった衣食住などさまざまな観点から最高の毎日を送る方法について書かれている。

男性の方にも参考になると思うが、服やメイクの話もあるので特に女性に薦めたい本である。どうすれば自分を魅力ある女性に見せることができるのか、著者が教えてくれる。すべての女性のバイブルにすべきかもしれない。

これを読んでから現在に至るまで、私は魅力あふれる人物であろうと色々なことを実践した。服を厳選し、メイクも最小限にした。香水はつい最近、お気に入りのものを見つけた。
初めて出会った時から久しい今読み返して思うのは、当然ではあるが、ただこの本に書いてあるままのことをする必要はない、ということ。例えば、この本には「女性らしい明るい服を着よう」とあり、私も実践したのだが、着てもさほど気分が上がらなかった。やはり女性らしさというものに答えはなく、自分らしさを表現する服は必ずしも明るい服ではないのかも、とは思った。
著者もボブカットに挑戦して失敗したように、魅力的な格好であることと、自分に合う格好であることは違う。「自分の魅せ方を知る」ということは重要だと思うし、今後も研究していきたい。

ちなみにこの本には「2」「ファイナル・レッスン」という続編がある。どちらも読んだが、続編は応用編といった感じであり、必ずしも読む必要があるわけではない。もし本書を読んで興味が湧いた人がいれば、続きも読んでもいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?