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社会保険労務士の部屋から

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ぐんま税理法人ニュースレターに掲載された「社会保険労務士の部屋から」のバックナンバーを集めたマガジンです。最新号からのアーカイブのほかバックナンバーも掲載しています。
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#働き方改革

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2022年4月号

助成金申請のポイント 助成金とは、補助金と異なり、雇用の安定、職場環境の改善、仕事と家庭の両立支援、従業員の能力向上などの取り組みを行った事業主に対し、その申請により厚生労働省が支給するものです。また、補助金のように全申請の中から採択されるのではなく、申請案件ごとに支給可否が決定されます。 よって、1.受給のための要件に該当し、2.期限内に申請を行い、3.必要書類が整っている、の3つの要件が満たされていれば、ほぼ間違いなく受給できると言っていいでしょう。 今まで助成金申請を

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2020年4月号

同一労働同一賃金いよいよ働き方改革関連法案の目玉、「同一労働同一賃金」がスタートしました。これは、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保のためにパートタイム労働法が改正となったものです。 「同一労働同一賃金」とは、同じ労働に対しては同じ賃金を支払うべき、という考え方に基づいて、正規労働者と非正規労働者との間にある不合理な待遇差を禁止することです。つまり、これは基本給・賞与、諸手当、福利厚生、教育訓練などについては、それぞれの待遇ごとに、その性質や目的に照らして適切と認められる

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2019年10月号

緊急に見直しを!! 労働条件に関する厳しい調査が実施されています。 給与の支給は就業規則どおりになっていますか? 働き方改革関連法が今年度から施行されましたが、それに伴い、労働基準監督署による調査が始まっています。 その方法は、『労働条件に関する調査の実施について』 という文書が突然送付され、書類や自主点検表をそろえて労働基準監督署へ出向くものが多いですが、中には突然の訪問というケースも実際にありました。調査の結果、未払い残業代のさかのぼり支給の是正を受け、想定外の額を支払

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2019年 7月号

中小企業の働き方改革実践 長時間労働の削減につながる労働時間の弾力化前回の記事 前回号では、4月に法改正となった労働法関連の働き方改革についてお伝えしましたが、中小企業の 働き方改革の最大の目的であり、経営者が今やるべきことはやはり『長時間労働の削減』。本気で取り組 むと効果を確実に実感できるものでもあります。そもそも労働基準法では1日8時間1週40時間を労働 時間の上限として定めており、これを法定労働時間といいますが、多くの企業ではこの法定労働時間を超えた時間外労働が日常

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2019年 4月号

絶対に押さえておきたい “働き方改革”改正労働法2019そもそも・・・働き方改革って!? 政府が推進する働き方改革は、一億総活躍社会の実現に向けて、働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択するための改革です。日本は少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少、つまり労働力不足となっていることはみなさまも実感されているところだと思いますが、この労働力不足を解消させる為に働く人を増やし、出生率を上昇させ、労働生産性を向上させる必要があります。これを実施させようとする政

ぐん税ニュースレター -社会保険労務士の部屋から- バックナンバー 2018年 10月号

助成金の活用 『働き方改革』 この言葉を耳にする機会が増えたと実感している方も多いと思います。 労働力人口が減少しつづけている今、各企業は人材を確保することももちろんですが、それ以上に生産性の向上に取り組む必要に迫られています。大企業はすでにスタートを切り、様々な取り組みを進めていますが、中小企業では「まだ何もしていない」「何をしたらよいか分からない」という経営者の方も多いのではないでしょうか。また、働き方改革の政策では労働基準法の一部改正が決定し、なかでも来年4月からの年