マガジンのカバー画像

ぐん税ニュースレター vol.39 - 2023年11月号

7
ぐんま税理士法人が配信するnote版広報誌です。税金や仕事、雑談など幅広く発信します。vol.39 -2023年11月号
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

ぐん税ニュースレター vol.39 page01 -ご挨拶-

 深冷の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか?  先月号の日本経済の効率化の提案についてはいろいろな方々から好評を頂き、ありがとうございました。中には議員に立候補したら投票するよといった声もありましたが、私が政治家になったら女性関係のスキャンダルが暴かれるから絶対に嫌だと固辞しています。  日本国民の平和と安寧な暮らしを実現したいというような大志は抱いておりませんが、せめて自分の顧問先やお客様と私を信じて働いてくれる社員の幸せは実現しようと日夜努力しているつもりです。それだけ

ぐん税ニュースレター vol.39 page02 -社会保険労務士の部屋から-

106万円の壁 11月に入っても異例の暑さが続きましたが、暦は着実に進んでおり、年末調整の書類が税務署から届く時期となりました。扶養の範囲について確認の問い合わせもちらほら来ています。数年前までは、年収の壁というと、所得税は103万、健康保険なら130万だけおさえておけばよかったのですが、今では、所得税関連の壁だけでも複数ありますし、2022年には社会保険にも106万円の壁ができました。「106万円の壁」は適用対象を徐々に広げてはいるものの130万円の壁のように誰にでも適用

ぐん税ニュースレター vol.39 page03 -ふるさと納税の改正-

みなさんはふるさと納税を利用したことはありますか? 任意の自治体に納税=寄付をするとその金額から2000円を超えた部分について所得税や住民税が控除される制度です。そして自治体から返礼品が受け取れることも大きなメリットとして注目を集めています。つまり控除のほかに2000円の負担で返礼品として様々な特典が受けられるとも言えます。このふるさと納税ですが、今年の10月にルールが一部変更となりました。 利用状況 総務省の「令和5年度課税における住民税控除額の実績等」のデータによると

ぐん税ニュースレター vol.39 page04 -FP通信 Part①-

6月にNISAについて記事にしましたが、よくNISAと比較されるiDeCo(個人型確定拠出年金)について解説しようと思います。 NISAの記事 iDecoの概要とメリット iDeCoはindividual-type Defined Contribution pension planの頭文字をとってiDeCoと呼ばれています。その名のとおり年金という扱いがNISAと性質が異なる点で、国が運営する公的年金(国民年金、厚生年金)とは別に任意で加入する私的年金です。簡単に言うと

ぐん税ニュースレター vol.39 page05 -FP通信 Part②-

Part1の記事 iDeCoのデメリットの話をする以前の根本的な話 Part①の最後にあげたiDeCoのデメリットですが、これって資産運用においては当然すぎる話だと思います。余裕資金で運用すること、リスクを認識すること、ライフプラン(生涯における収入と支出)を考慮することは必須条件です。これができない人はまず日頃のお金の付き合い方から見直した方がいいぐらいです。こうしたデメリットの話がでてくるのは根本的に日本の投資リテラシーが低いことの現れだと思っています。ノーリスクでお

ぐん税ニュースレター vol.39 page06 -ここだけの話-

ちょうど去年の今頃の時期に念願のマイホームが完成し、引っ越しをしました。引っ越し先は私の実家の敷地内。高校卒業後一人暮らしを始めてから、約20年、久しぶりに地元での生活がスタートしました。 上の娘は小学生なので、私が通っていた小学校に同じルートで通っています。去年一年はコロナの影響がまだあり、小学校行事も縮小で最低限でしたが、今年になってから復活した行事も多く、学校に足を運ぶ機会も多くなりました。校舎や体育館等施設はそのままなので、入るたびに懐かしい気持ちになると同時に、親

ぐん税ニュースレター vol.39 page07 -編集後記-

11月といえば秋真っただ中なはずですが、上旬のうちは日中はまだ半そでで過ごせる日も多くあり、子供の衣替えもできずにいました。結果的に床に出し切れない秋冬ものと、しまいきれない夏物が散乱してしまい…(完全に言い訳です)まだ年末には少し早いですが、整理整頓が随時できる人になることを来年の目標にしようかと思います。 粟野 そろそろ年末の足音が聞こえてくる時期になりました。この時期になると何かと年内に済ませておきたいことが色々とでてきます。大抵これらをやり終えて年を越すことはほとん