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【甲陽軍鑑】エピソード

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甲陽軍鑑の面白いエピソードを紹介しています! 歴史 日本史。
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【甲陽軍鑑】甲州・韮崎合戦

【甲陽軍鑑】甲州・韮崎合戦

甲陽軍鑑品第十八に書かれた戦いを紹介します。甲州・韮崎合戦は、1538年(天文7年)に、信州の諏訪頼茂と小笠原長時が、甲斐国の内紛に乗じて侵攻した戦いです。この内紛の背景には、甲斐国を治めていた武田信虎と、その長男・晴信(後の武田信玄)の対立がありました。信虎は次男を後継者にしようとしたため、晴信との親子仲が悪化し、最終的に晴信が今川義元の助力を得て父を駿河に追放しました。この状況を知った諏訪頼茂

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【甲陽軍鑑】武田信玄、13歳にして見せたリーダーシップ

【甲陽軍鑑】武田信玄、13歳にして見せたリーダーシップ

甲陽軍鑑品第六に書かれている武田信玄のエピソードを紹介します!

武田信玄が13歳の頃、彼の姉である今川義元の奥方から、信玄の母親に貝合わせのための蛤(はまぐり)が贈られました。信玄は当時「勝千代殿」と呼ばれていました。

信玄の母親は上役の者に命じて、この蛤を大きいものと小さいものに分けさせました。大きな蛤を選んで献上した後、残った小さい蛤は畳二帖分の広さをほとんど埋め尽くし、その高さは約30セ

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