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わたし達のしごと

めちゃめちゃもったいぶったタイトルだが
英語で言えば”We Work"
そう、25日に世間を賑わせたWeWorkについて書こうと思う

今朝からWeWorKがヤバいと聞こえてくるので経緯下調べ

■IPO目前のWeWorkが炎上中。ソフトバンクが「470億ドル」と値踏みした成長企業の“知られざる実態”

WeWorkとは”コミュニティ型ワークスペース”の企業だ
巷ではコワーキングスペースが乱立している
勝手だが意識高い系のヒエラルキー上層がたむろしていそうなイメージ

そんな流行のワークスペース業界で最大手がWeWorkだ

創業者は”アダム・ニューマン”CEO
23歳でイスラエル軍隊からNYへ移住し建設会社”Case"を買収して同社を設立した

現在グループ会社は妻のレベッカが経営する
教育事業の”We Grow"
賃貸住居の"We Live"
フィットネスジムの"Rise by We"などがある

IPOにて上場することについて問題だと騒動になっていた なぜか?
当初の声は
WeWorkは本当に言うほどイノベーティブであるのか?
テクノロジーによる差別化がなく成長の持続性に疑問が持ち上がっている
また月額制料金なので収益の安定性も不安要素であるという

まぁスタートアップは理解されづらいことあるからあるあるなんじゃないかなぁと
理解してくれるエンジェルがいればいいのにねと思ったらいました

ソフトバンクグループが巨額投資してました
また大手銀行もバックアップ済み
クレディ・スイス JPモルガン・UBSの銀行がニューマンに株式担保での
個人貸付3億8,000万ドルをつけてました

しかし最大株主ソフトバンクからIPO延期を求められ資金調達が難航
ニューマンはジャンク債(債務不履行の可能性が比較的高い債券)の発行を検討します
しかし、2018年に一度ジャンク債の発行をしているので
IPO評価額が”470億ドルから200億ドルに下降した”
ジャンク債の発行が困難になっているという

また投資家の不安要素として大手投資機構が株式価値を不透明にしている点が挙げられている
投資家の保有する株式評価が上げ下げ安定していないこと
投資機関はWeWorkを”コワーキングスペースビジネス”ではなく”不動産会社”と位置付けていること

結局何の会社で評価されてるかわからない上に評価がブレブレ

これに対し同業コワーキングスタートアップ会社”Convene”のCEOは
”WeWorkを取り巻くネガティブな批判がコワーキングレンタルオフィス業界全体への不信感に繋がっている”と強く批判

対するWeWorkはIPO目論見書では潜在市場は3兆ドルあり同社のコワーキング利用は0.2%にすぎない まだまだ成長要素ありと反論
しかし不動産アナリストの多くは市場規模を過剰に見積もっていると指摘

不動産投資家 サム・ゼル氏の発言
サブリース(オーナーから一括借り上げして入居者に転貸する仕組み)に手を出したいくつもの企業が失敗するのを見てきた
そうした企業とWeWorkは何がちがうのか疑問

またここでニューマン周辺のスキャンダルが勃発
・ニューマンが個人保有するビルをWeWorkにリースして数百万ドルの利益を得ていた
・経営陣数人が会社から数百万ドル単位の借り入れをしていた
・銀行と財務上の密な繋がりがありWeWork株式を担保に最大50億ドルのクレジットラインの設定していた

あーなんか裏でズブズブ臭いっすね
臭うぞ臭うぞ~これは金の臭いだ~

■WeWorkで何が起きているのか?

場所は変わって日本での評価
日本では2018年に上陸
六本木”WeWorkアークヒルズサウズ”を皮切りに
東京では丸の内、銀座など20ヶ所
横浜・大阪・福岡・名古屋に11月には神戸に進出する予定

結構順調ですね

ただのコワーキングスペースではなく
・スタイリッシュなラウンジ
・コーヒーやお茶・ビールなどのサービス
・メンバーコミュニティ
とかなりの高評価を得ています

コミュニティ内でスタートアップやプロジェクトが生まれやすく
会員には地方自治体も参加している
静岡市・神奈川県・熊本市・北海道(上士幌町・帯広市)・福岡県(嘉麻市)
がすでに参加

日本では様々な企業がコラボレーション効果を称賛しているという
詳しくはリンク参照

■おしゃれワークスペース・WeWork暴露記事で孫さんピンチ。アダムCEOを更迭か

赤字経営でIPOが延期になったことで評価額が78%も下落した

ここでおかしい点が何点かあると情報が
題して”ここが変だよWeWork”

企業の評価額がおかしい
同業の黒字経営企業との比較をしてみよう

【WeWork】
・レンタルスペース
 418㎡
・会員
 50万人
・拠点数
 528ヶ所
・売上高(損益)
 ”18億ドル(▲19億ドル)”
・企業評価額
 ”470億ドル”

【IWG】
・レンタルスペース
 465㎡
・会員
 250万人
・拠点数
 3,000ヶ所以上
・売上高(損益)
 ”34億ドル(5億ドル)”
・企業評価額
 ”37億ドル”

うん評価絶対ゼロ一個多いよこれ

会計規則がおかしい
WeWorkは来年の請求まで今年の売上として計上している
売上回収してからは大きく売上金を割り引いて自社経費として扱っている

仲介の不動産会社に契約の100%をコミッションとして支払っている
(通常標準は10%)
これらは”コミュニティ調整金”名目となり会計処理には一切表れない

オーナーからの賃料割引は売り上げ計上し退去後メンバーに請求して後日返金
収支報告では設備費・広告費を”コミュニティ調整金EBITA”という会計処理規則を考案し見えなくしている

真っ黒かな?


しかしアダム・ニューマンはすでに売り抜けている

7億ドル分の自社株を売却済み
”We"の商標を事前に買ってWeWorkに600万ドルで売却していたことも明らかになった

だからやたら関連会社に”We”が付いていたんだね

さらに暴露記事がでる(海外版文春砲かな?)
WeWorkで得た資金を海外のプライベートな投資会社を迂回させそれをWeWorkに異常な高利で貸し付けるポンジスキームをしていた

WeWorkが470億ドルの評価を付けたのはソフトバンクが9回も投資したから
毎回投資額の倍評価で投資を続けた

(考察)株が高値にならないのでソフトバンクの投資だけを根拠につり上げを行ったのではないか?

IPO前に集めた投資額はFacebookの7倍 Googleの140倍という異常事態
手元には15億ドルとリース負債470億ドルという悲惨な状態

なぜ注目を集めたのだろうか?
初期シードマネーを出資したビルオーナーのMortimer Zuckerman
彼はFast CompanyとNYポストの社主だった
そこでPRをする提灯記事を書きまくった
WeWorkも広告として成功物語っぽい一般記事を有料で書かせていて
同社の広告費は相当な金額に上るという

ここで違和感
先ほどの日本の記事?あれ?

調べました
筆者 田口 雅典
ビジネスメディアでコンテンツ制作・企業PRを行う
株式会社MGTの代表でした

会社住所は
東京都千代田区麹町6‐6‐2 東急四谷ビル5F WeWork

おぉ!なんか繋がった!

事業内容は”主にビジネス系メディアに有料でコンテンツを作成する”
いくら貰ったんですか?

■ウィーワークCEOが辞任 ソフトバンク関係者が圧力か

記事読んでたら速報
ソフトバンク関係者からの圧力によりアダム・ニューマンCEO辞任
今後会長職に留まり過半数の議決権も引き続き保有する

尻尾切られましたね…南無

■WeWorkのニューマンCEOが辞任! 専門家が指摘する、後任CEOにのしかかる問題とは

続報
ニューマンは経営的役割のない非業務執行会長となる
後任はセバスチャン・ガニングハムと
(Amazon・oracle・Appleを経験 現副会長兼CFO)
アーティ・ミンソン
(TWC・AOLを経験 現CFO)
で共同CEOとして引継ぎ

記事ではソフトバンクの助言を無視しつづけ怒りを買った
しかしWeは縁故主義であり社内に忠誠を誓うものも少なくなく創業者の鼻先での舵取りは骨が折れそうだとのこと

■カリスマCEO辞任のWeWork、4年間でスタートアップ21社を「爆買い」していた。その規模数千億円…

続報2
買いすぎだから(笑)
まだまだネタ尽きそうもないです
注目ですね

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