3分で読める6000円で九州一周した話①
こんにちは。コロナウイルスの影響でやることが何もないですね。
自分も自転車で仙台から実家の神奈川に帰ってきてから3週間
”ずっと”家で自粛しています。(くそニート)
実家で生活しているのにお金も入れず、昨年は休学までしてしまったので
そろそろ社会復帰できるかも心配になってきました。なぜこんな奴になってしまったのか。それは遡ること3年前の夏休み、大学一年生の頃にありました。
ということで、今日は時間があり過ぎているため、大学1年次に6000円で九州一周した時の話を書いていこうと思います。
なぜ九州?
理由は単純で東北、関西に行ったことがあったけれど九州はなかったから。
後は、ご飯がおいしそうくらいしか考えていませんでした。
「普通に行っても面白くないなあ」行き方を考えたときに
思い付いたのはヒッチハイク。いろいろな人と出会いながら移動できるなんて最高じゃん!そんな浅はかでバカな僕は6000円を握りしめ、荷物を持って家を飛び出したのがすべての始まりでした。
1日目
友達に隣町まで送ってもらいスタート。何から始めればいいかわからないので、とりあえず駐車場の広いコンビニまで歩くことに。
ここら辺は、通っていた高校からかなり近いため知り合いに遭遇する可能性が高いとか考えていると早速知り合い登場。
あほみたいに荷物を背負って山でも行くんかって格好をしていたので、
顔から火が出るほど恥ずかしかったのを今でも覚えています。
そんなこんなでコンビニについたけれど、先ほどの恥ずかしさからなかなか行先の書いたボードを掲げることができません。5分ほどもじもじして
いると目のまえに車が停まりました。
「え、なんで」何が起きたかよく理解できない。ボード掲げてないのに車停まった。誘拐でもされるんか?
たくさん荷物背負ってボード持ってるやつが誘拐されるわけありません。
きっと脳みそが暑さで溶けてたのでしょう。
客観的に見たら完全に僕のほうが不審者。
車の窓が開いた。
「お兄ちゃん、暑いから早く乗りな~」
え、え、向こうから逆にヒッチハイクされた?
これが僕の記念すべき旅の1台目。
とてもやさしいお兄さんだった。お兄さんも若いときにヒッチハイクをしていたみたいで僕を見つけて即、停まってくれたらしい。
海老名サービスエリアに向かっていると伝えると、
途中の幹線道路まで乗せてくれた。
とても心が温まった。なんて良い日なんだ。。。そこから優しいおばちゃんに乗せてもらい、何とか海老名サービスエリアに到着。
え、著名人?
気温は34度。炎天下の中ボードを掲げているとめちゃくちゃ汗をかきます。こんな汗まみれの奴、自分がドライバーだったら乗せたくない。とか考えていると、きれいな夫人が吠えまくるワンチャンを連れて歩いてきた。
「ヒッチハイクされているの?もしオーパス君(犬の名前)が泣き止んだら乗せてあげるわ」
一向に泣き止みません。むしろ吠える勢いが増してきます。
結局、仕方なく乗せてもらいました。本当にありがとうございます。
車に向かうとひげもじゃのかっちょいいおじちゃんが待っていました。
ただものではない風格。名古屋まであっという間についてしまいました。車内の会話の内容的にも、ただものではなかった。バイバイしてから調べると
サザ〇オールスターズのドラマー
の人でした。。。普通にヤバイ笑
「学校は社会の縮図だぞ」という言葉をいただいたのですが今でも
確かにその通りだなって思います。
名古屋城の周辺にある名城公園に着いたころには21時を回っていた。
今日はここで寝よう。寝袋しかないためベンチに寝袋を広げた。
しかしここで大変なことに気付く。
虫よけ忘れた、、、
5分ほど横になっただけですでに10か所くらい刺されてすごいことになってます。
こんな中、寝れるわけがありません。急いで荷物をまとめます。
人生初野宿に失敗。この日は寝床の確保ができませんでした。
仕方なく、岐阜に向けヒッチハイクを再開。
この時はまだ次の日、台風に直撃することも知らずに、、、
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