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40代コピーライターがSpotifyで音源を出すまで(1/2)

ふだんは東京の広告制作会社でクリエイティブディレクター/コピーライターをやっている私が、2021年の5月1日にデジタル音源をApple MusicSpotifyでリリースしました。

もし同じように音源出したいなー、って思っている方の参考になったり、「私もいけるかもっ!」って感じていただけるように備忘録。
具体的な機材の紹介や、ジャケ作りの思考回路、ディストリビューター選び、DTM初心者におすすめのYouTuber紹介など、すぐに使える情報も。

いままでの音楽活動〜機材調達

高校生からバンドをやっていて、大学時代はSKAのバンドをやっていてギターをやってました。コンピレーションアルバムには3枚くらい参加して、ミニアルバムも一枚(Apple Musicにある!)出して、3都市レコ発なんかもやって、新宿ロフトなんかで毎週末にライブを5年間くらい?やり続ける日々。楽しい思い出。

そこからコピーライターの修行時代を経て、ビジネス面・生活面も落ち着き、もう一回音楽をマジでやりたいなと思い始め、レゲエのインストバンドを始めました。3ピース。それはそれで面白いけど、もっとオタク的にいろいろ曲を作りたいなと思い、一人で音楽制作ができる環境を整えることにしました。

ギターを何本か売ったりしながらお金を工面し、思い切ってMacを新調。Logic proをインストールし、Forcusriteのオーディオインターフェース(エレキギターの録音用。ギターとMacと繋ぐ機材)とFender Japanのjazz bassも買い、まあ一通りのことはできるように準備完了。

この時点で2021年の1月。リリースする数ヶ月前です。


「いつかやろう」の先延ばし → 友達に背中を押されて奮起

曲のアイデアは普段からインスタにアップしたりしていたので、2022年あたりに曲が出せればいいかなーと漠然と考えながら(これが良くなかった)曲を作り始めました。

使用機材は、エレキギター、エレキベース、打ち込みのドラム(logicのdrummerってやつが超便利)、もともともっていたAKAIのakai mpk mini mk3だけ。

そこそこ曲も溜まってきた2021年3月にひっさびさにギター友達とライブへ行った時に、もともと何枚もアルバムを出している彼に音源の出し方などを相談してたところ

「来年とか言ってないで、今すぐ出したほうがいいっすよ!」

(ドキッとした方、いませんか??)

と言われ “ふむ、確かにまずやってみて、走りながら修正だな” と自分の広告の仕事でもそうだし、と思い直し目標をいきなり2021年5月に設定。

となればもういつもの仕事と同じで、スケジュール逆算して、DTMのミックスやマスタリングなど、未修得の技術は勉強してガツガツと作業を進めていきました。(目標ができた途端に仕事が回り始める感じ)

ちなみにDTMの初心者におすすめなのがDTM YouTuberの
しーたけびーつ さん
いっちばんわかりやすく、丁寧に教えてくださいます。


コンセプトワーク、ジャケ作り

よく考えると、プロモーション活動はふだん広告でやってることと同じなんですよね。ただいつもはクライアントさんの意思を汲み取りベストを出していますが、今回はもう自分の好きなようにやっちゃおうと。

最初に出した音源は“daydream”っていうタイトルなんですが、イメージは真夏の平日の公園で座りながらボーっとスケボーやってるひとやジョギングしてる人を見ながら過ごしている、あのchillな感じを出したくて「白昼夢」から想像して作りました。

なのでコンセプトビジュアルのイメージは「ふわふわした何か」でした。そこで発想元の近所の大きな公園にとりあえず出向いて被写体を探しまくりました。スカイラインを描く建物と雲、やっと色づき始めた木々、巻き起こる砂嵐、たゆたう水面、、、「あ、これかも!?」って思い、ひたひたしている水面をiPhoneでムービーや写真を撮ったのが、このページのタイトル上にある写真です。そのままアルバムジャケインスタにアップしたティザームービーにも使いました。

なんか身近なものでここまで完結できちゃうなんて、大学生の時にスタジオでレコーディングして、マスタリングスタジオ行って、デザイナーにジャケ発注して、って頃が懐かしくなりました。(それはそれで楽しい作業ですけど)

ディストリビューターに登録

ここで結構めんどくさかったり、迷った方も多いのではないでしょうか?

Apple MusicやSpotify、LINEミュージックなどの音楽サブスクリプションサービスに曲を配信してもらうには、ディストリビューターに登録する必要があります。(細かいやり方はググってみてください)

いろんな比較サイトで検討した結果、「規模」と「サービスの充実」の観点でTuneCoreにしました。

みなさんがディストリビューターを選ぶ際に迷うことはおそらく「年間契約料金」と「還元率」かと思います。
年間契約料金は無料のディストリビューターも有料のディストリビューターもあります。もちろん無料の場合は、曲が売れた場合の還元率は低くなり、私の選んだTuneCoreの場合は契約料は高めだけど、還元率は100%となります。ここは皆さんの好き好きでいいと思います。

あとTuneCoreはアナリティクスサービスもあるので、ストリーム数の確認などもできます。ただしこれはSpotifyにもっとすんばらしいサービスがあるのでそれは次回にご紹介します。
完全にWEB仕事のアナリティクスと一緒。自分のことだと、より本気に数値を分析しますね笑

アーティスト登録についてはアー写やプロフィールを入れて完了。活動のコンセプトがあれば、そんなに迷わずに記入できると思います。

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この時点で2021年3月後半。
発売まであと1ヶ月ちょい。
続きはまた今度。
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仕方ない、一回くらい聴いてやるか、という
慈悲深い方は↓よりご視聴ください

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spotifyはこちら
Apple Musicはこちら

それから、
もし楽器をやっていて、プレー動画をあげている方で
「いいコード進行ないかなー」って方がいましたら
インスタでchillなコード進行でつくったギタープレー動画
をいくつかアップしてますので、よければどうぞ!!

ギター仲間、音楽仲間が増えますように。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!



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