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チャレンジするかは自分次第。カナダ人作業療法士ランナーから学ぶ

カナダ在住のマリーブさん。
2児の母、作業療法士として働きます。

忙しい日々の中も週5日のランニングを行いウルトラマラソン、トレイルランニング大会への出場を楽しみます。そんな彼女のランニングについて伺いました。

走ることは幼少期より生活の中にありました。高校生になるとクロスカントリーの大会にも出場をしました。しかし当時は個人競技よりもチーム競技に魅力を感じバスケットボールがメインだったと言います。ただバスケットを中心にスポーツを行いながらも、体力づくりで友達とランニングは続けていました。

仕事に就くとチームスポーツを続けるのは難しくなったと言います。そこで手軽に個人でできるランニングが中心になりました。当時住んでいたモントリオールは冬になると−40℃になる日もあり外を走ることが難しかったので、シーズンに合わせてクロスカントリースキー、マウンテンバイク、ランニングと幅広く違うスポーツを楽しんだと言います。

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走るスタイルは問わないというマリーブさん。トレイルマラソンやロードレースなど様々な距離を走ります。それぞれの種目に向けて練習プランを組んでトレーニングに励み挑戦することが楽しいと言います。週に1日はランニングクラブに参加してトラックを使ったハードな練習を行います。
今年2月にはニュージーランドで行われたトレイルマラソンにも出場するなど活動の範囲は国内外問いません。

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現在はコロナウイルスの影響でレースの予定がないため綿密な練習計画は立ててないと言いますが、日々の中から走る習慣に変化はありません。

「こんな状況だけど毎日同じことしかできないわけじゃない。日々の中でできる小さな楽しみを探してるの。きっとそこから学べることがある。大会がないから目標が設定できなんてこともない。先週は自分で75kmのトレイルランを目標して走ってきたわ」

環境、状況を理由に言い訳をせず、チャレンジできることを探すマリーブさん。

いろんなスポーツを経験する中で怪我に苦しむ時期もあったという学生時代。そんな経験が現在の仕事の作業療法士、ヘルスケアの仕事に就いたきっかけでした。
実際にランニングを通して学んだ頃は現在の仕事に生かすことができていると言います。目標を設定して、計画を立て、チャレンジする。この教訓を患者さんを励ます時にも使っていると言います。

患者さんがリハビリを通して少しずつできることが増えて、元気になっていく姿を見るのがヘルスケアの楽しみであり喜びであると言います。これは今のコロナの状況も同じで不満を言うよりも、限られた現状の中でできる精一杯のことをやる。今まで気づかなかった当たり前にを見直すいい機会だと言います。

何よりもスポーツへの愛が走る一番の理由と話すマリーブさん。クラブの仲間、ランニングの友達と走ること、レース後に喜びを分かち合う時間はコミュニティの大きな力ですごくモチベーションになると言います。

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すごくマリーブさんの意見を聞いて考えることがありました。確かに大会がなくなったからといってチャレンジができないわけではないと思います。5kmの大会がないなら自分で5kmのタイムトライアルを設定してチャレンジは続けられる。こういう時こそアイデアを出して楽しめることは今後にも生きてくると思います。

ランニングを通してチャレンジを続けることでランナーとしてだけでなく人間としても成長できたという彼女。今後も環境や状況に左右されずにどんな挑戦を続けていくのでしょうか。


日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。