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ランニングで人としても走ることで成長できた。うつ病を乗り越えたパワフルランナー

オーストラリア在住、建築業界で働くバリーさん。
私が彼と出会ったのはシドニーのランニングクラブでした。体型も大きく力強い走りをする彼は練習でもチームのムードメーカーとして活躍する彼について紹介したいと思います。


元々は心身ともに不健康だった過去を脱出するために始めたのがランニングでした。
当時はうつ病に悩まされ、時々ひどい不安感に襲れることもしばしばあったと言います。何かにチャレンジすることが心をクリアにしうつ病の改善に役立つのではと思い選んだのがマラソンへの参加でした。マラソンを完走するには強いメンタルが必要という考えあり、それを乗り越えることができればうつ病も乗り越えられるメンタルを得られるのではないかという思いを抱えてのスタートでした。
マラソンの完走で大きな達成感を得られたと込み上げてくる高揚感があったと言います。それをきっかけにマラソン大会への参加を続けることになりました。

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ハーフマラソンのレース後に1人のランナーからランニングクラブへの勧誘を受けます。どうやらバリーさんの走りを見ていたようでその姿に感激したことで興味を抱いたようでした。当時はランニングクラブに参加という考えがなかった彼ですが、試しに数回参加することを決めました。
何度か練習会への参加後にクラブのランナーからレベルの高いクラブの紹介を受けます。そこで出会ったのがコーチのショーン・ウィリアムズでした。

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クラブに参加をすると自分よりもはるかに速いランナー達に出会います。彼らの熱心な姿がより大きなモチベーションに繋がっていきました。
何よりもランニングクラブでたくさんの友達ができたことが一番と言います。
仲間の存在は人生でかけがえのないものと話すバリーさん。
自身が怪我で走れない時も積極的に練習やレースに駆けつけてチームメイトの応援、サポートを行います。
現在も1番の親友と言う、ハリー・サマーズ。彼がアルコールで悩む時もそばで根気強く支えた1人がバリーさんでした。

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誰かの助けになる行動は元々の性格と言うバリーさん。
現在でも路上で過ごすホームレスの人々へ慈善活動を行います。
「誰かのために行動する人たちを色々見てきた。自分にできることは少しかもしれないけど、できることがあるなら行動したい」
相手の人生に少しでも影響があるならと考え得ると自己肯定感も高まると言います。

バリーさん自身も多くの怪我に悩まされました。故障してなければもっと速く走れたのではないかと思うことは少なからずあると言います。しかしそんな思い通りにならないことと共にいきていくことが人生と話す彼の言葉には力強さがありました。

現在は5km 16分、10km33分20秒まで自己ベストを更新してきました。今後も自己ベスト更新を胸に突き進むと言います。

また時に肩の力を抜いてリラックスをすることも必要と、休みの日には友人と映画を見たり、コーヒーを飲見ながら談話したりするのが息抜きと言います。

自分の目標に向かう中でそれが誰かのためにも繋がっていることを理解した時、人のモチベーション、目的意識が高まると言われています。バリーさんの行動を聞いているとまさにその通りであるのが伝わってきました。

今後もランニングを通して広がった人脈、培ったメンタルの強さを生かして走り続けていくと思います。


日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。