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フレッシュな気持ちでいること

心理学の用語に「馴化」という言葉があるようで、これは慣れを意味するそうです。動物は同じ刺激を浴び続けることで次第に反応しなくなります。

これはトレーニングなどでも同じで毎回同じタイプのトレーニングを行うと身体はその刺激になれて反応が起きにくくなるそうです。

気持ちの面から考えてもやはり毎回同じ練習では飽きが生じてきます。中学から高校、高校から大学など環境に変化が生じた時、練習に対して不安と同時に挑戦する楽しみがあったのを思い出します。しかし徐々に環境に慣れだすとやはりその新鮮さに対する意欲は薄れていきました。

故障明けの選手がじっくりとJogの量を増やし基礎を積み重ねることができないのは常に焦りから来るものだと思っていましたが、この単調なJogを繰り返す飽きに耐えきれないも大きく影響しているかもしれません。仕事でトレッドミルを利用して歩いたり走ったりする人たちを見てると、きついのは嫌と言っているにも関わらず単調なペースで動くのをやめ急にペースを上げたり下げたりする人が少なからず見受けられます。
ただダイエットにしろ、健康目的、競技目的にしても単調の中に目的を見出して長く続けることがその後の結果に大きな差を生み出します。

エキスパートはニュアンスの違いに意識を向けることできるようです。日々のJogひとつにとっても日々の違いを見つけれるかどうかで馴化の作用も違ってくるのかもしれません。

大学も夏休みに入り合宿が始まりました。この頃、慣例的に無理に追い込むような合宿は必要あるのかと疑問を持つこともありましたが、それはあくまでトレーニング強度という点にだけ意識を向けていたからでした。この環境を変えて練習を行うことは練習に新鮮さを加えるといった心理的メリットがあるのではないかと思っています。

シューズやウェアを新調した時は走りたい意欲が湧いてきます。特にシューズの場合は他のモデルと比較してクッション性や反発性、履き心地など色んな点に意識を向けることができると思います。こう言った物を変えるもまた心理的にフレッシュさをもたらしてくれるのでしょう。

身体を仕上げレースで最高のパフォーマンスを求めるにはトレーニングメニューが重要なのは言うまでもありません。ただそのトレーニングが威力を発揮するためには意欲的に取り組む姿勢も必要です。

どれだけ意欲的に適切な練習負荷をかける続けることができるのか、そのためには心身共にあえて馴化を避けるといった選択をする必要もあるのではないでしょうか。その方法は個人差も大きいと思います。
自分なりのリフレッシュ法を見つけることが一番かもしれません。

日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。