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走ること、考えること、楽しむこと

先週よりニュージーランド、香港ハーフの中学生アシュリーの指導を開始しました。

いろんなスポーツを楽しむ中でランニングに興味を持ってくれたことを嬉しく思い、また中学生の指導は初めてで新たな挑戦でもあります。

彼女にとっては一つ一つの練習が新鮮で、毎回私が伝えるメニューに興味とチャレンジ精神を持って取り組んでいる、また今度はどんな練習をやるのか楽しみだとお母さんから連絡がありました。

これは凄く嬉しいことです。走る中に自分の興味の向く先を見つける、毎回の練習に楽しさを持つこと。この姿勢を常に持つこと、育んでいけることが長期でランニングを続けていく上では大切な要素であり、結果を求める上でも重要だと思います。

年数が経つにつれ徐々にマンネリ化していく練習やレースパターン、タイムに縛られて走りの良し悪しを決めるなど気持ちが苦しくなっている人も多いかもしれません。

どうやらエチオピアのランナーは走る場所に凄くこだわりがあるようで週の中でも移動して様々な場所を走りに行くようです。

森の中を走る時は小石、泥道、水溜りなど障害物は沢山ですがその中で安全かつタフなルートを見つけながらトレーニングを楽しむと言います。もちろんタイムを決めて速く走る日もあれば、時には森の中のアップダウンをジグザグに走ることでどれだけ”遅く”1kmのラップを走るかを楽しむ時もあるようです。

毎回のランニングを楽しくする

その方法は様々ですが大事なのは自分の気持ちが向かう先にあると思います。

アシュリーの練習ではペースや距離の設定はあえて行っていません。走る前に練習の目的を説明してあとは彼女の感性に任せます。ペースが速すぎて失速するなら次はどうするか、また遅すぎて余裕がありすぎる場合も同じでそこから考えること。

自分なりに課題を見つけ次にどうするかを考える。上手くいくかどうかは一旦置いて、次はこうしてみたらどうだろうが思いつくと自然と次の練習が楽しみになるのかなと思います。

“周りの士気を下げる”という言葉を聞く時がありますが、それは自分の取り組みに興味を失った時、考えることをやめた時かもしれません。

自分なり考えて興味を見つけ出す人とは練習をやっていて周りも楽しいものです。






日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。