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オタワ10kmロードレース〜カナダの首都を走る

英語とフランス語が入り混じるカナダの首都オタワ。

毎年5月の第4週目の週末にオタワマラソンが行われます。週末の2日間でキッズの2kmからフルマラソンまで様々な種目が開催されます。その内の2つフルマラソン、そして10kmの部には国際陸連のゴールドララベルが付けられる世界でもメジャーなレースの1つでもあります。

2015年、そんなオタワマラソンの10kmに私も出場しました。
世界でも数少ないコールドラベルがついた10kmのレース。ケニアなどアフリカのトップ選手も出場するということでワクワクしました。

バンクーバーでレース運営の方々と関わったおかげもあり、まさかのエリート枠で参加することができました。どうやら31分を切っていれば大丈夫のことでした。

当時住んでいたバンクーバーは気候も穏やかに20度前後と過ごしやすくなってきた頃でしたがオタワに移動してみるとレース前日の最高気温が1度と真冬並みの寒さでした。レース2週間前からアメリカ、カナダの各地を周りながらオタワに立ち寄るついでにレースに出場という形でしたのでたいした防寒具を持っていませんでした。

余談ですがオタワには全長202kmあるリドー運河が流れています。冬になるとこの運河が凍りつき世界最大のスケートリンクになります。

ややヨーロッパの雰囲気も感じるオタワの街は1日あれば十分に街の中心部を回れる大きさです。

寒さを懸念していましたがレース当日になると最高気温は28度と汗ばむ暑さでした。1日で寒暖差が27度もあり少し戸惑いもありましたが、レースの方はロードレースとしては珍しく夜の6時半スタート。しかしすでにオタワの日は長く暗さは感じられません。

街の中心からスタートということもあり、たくさんの人が集まってきます。正直、それまでに参加したカナダのレースも沿道の人の少なさを感じていましたが、さすがゴールドラベルのレースともあり最初に2kmくらいまでは沿道の人の列が途絶えませんでした。

コースは基本的にはフラットで街の中心から運河沿いに向かって走り、丁度中間点の5kmあたりで橋を渡りながら折り返します。唯一のアップダウンがこの折り返し地点です。

少し風もありましたがが当日は気になるほどではなかったです。

2週間の旅疲れ、観光気分で浮かれていたこともありレースに向けて集中できたかといえばそうではありませんでしたが、ゴールドラベルのレース、沿道の応援、エリート選手の雰囲気で一度スタートに立つとやはり気分も上がり気づけば集団の流れに乗って一生懸命走っている自分がいました。
記録は31分58秒でした。5kmの通過が16分を切ったくらいだったのでほぼイーブンだったと思います。折り返しの上り坂をうまく超えてきっちり走りきれれば記録を狙いやすいコースではないでしょうか。

ただ年ごとにトップの記録の差がありこれは1日で大きな寒暖差が生じやすいことや風の影響もあるのではないかと思います。

マラソンのコースは分かりませんが素敵な町並みを楽しみながら走れると思います。
もう一度走ってみたいと思える素敵なレースの一つでした。

日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。