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うつ病をランニングで倒す #一流の頭脳 #スマホ脳 #うつ病 #ランニング

一流の頭脳・スマホ脳

 Andes Hansenの「一流の頭脳」と「スマホ脳」を読みました。平たくいえば運動すれば心は快活になり、頭も良くなると言う話
 スマホ脳は、実体験と重なるところがあり、エビデンスを確かめるなどとうるさく言わなくても、自分とスマホの関わり・スマホから受ける影響を思い出せば、著書で描かれていることは、ほぼ納得できるでしょう。実際に脳が1万年前からそれほど変わっていないかどうかを、改めて、自分で論文を明後日調べる必要はありません。実体験を踏まえればよいだけなのですから。

「スマホ脳」の実体験を伴う理解と同様に、「一流の頭脳」も実体験を伴って理解がしやすい(この場合、運動する習慣がある場合に限るかもしれませんが・・・)。

 心拍数を上げることで、集中力が増すという研究は別の書籍で知っていたため、「一流の頭脳」に書かれている内容もそれほど違和感なく入ってきました。

 本書は、学力だけでなく、脳力全般に係る運動の影響について書かれています。運動することで、神経伝達物質が生まれ、脳の部位同士の連携により、ストレスを抑える。うつ病に罹ってしまったとしても、継続的にランニングすることによって、それが治ってしまうと・・・。

 重要なのは、ランニングではなく、心拍数を上げること。心拍数を上げることで、血流が良くなり、それによって脳の中でも新しい血管が生まれーー云々・略ーーと、最初から最後に渡って、その証明を繰り返します。そう。証明を繰り返しているだけなので、正直、本を買わずに、週3回、30分のランニング(1分間の心拍数=(心拍数220ー年齢)×70%)すれば、頭も良くなり、ストレスから開放され、うつ病にもかからない。うつ病に罹ったとしても、治る確率が高いわけですから、とっとと本を閉じて運動したほうが良いですね。

DQNのポジティブさ

 さて、この2つの本「一流の頭脳」「スマホ脳」を読み、DQNと呼ばれる人たちのポジティブさや、スポーツをしている人がなぜ楽観的なのか気づくはずです。
 スポーツバカ、とはよく言ったものですが、バカというのは、明るい性格と捉えたほうが良いでしょう。実際に知能面でのバカに属する場合もありますが、それはものを考えていないだけで、スポーツ歴の有無に関わるものではありません。スポーツをしていなくても、馬鹿な人は、馬鹿ですからね。

 話をもとに戻しましょう・・・。

 DQN・マイルドヤンキーと呼ばれる人たちがいます。生活圏にはいませんから、本当に実在するのかはわかりませんが、彼らのキャラクターがなぜポジティブで、軽犯罪をもたやすくできるのかという疑問が、本書を読むと理解できます。
 DQN・マイルドヤンキーの殆どは、肉体的な面でエリートです。体を動かすことや、筋肉量などは、普通の人よりも上でしょう。体力、持久力も同様に高い。これは、現在の運動量もさることながら、過去の運動量も同様に平均以上だったことが想像されます(あくまで想像の話ですが・・・)。

 体を動かすことで、前頭葉・側頭葉が鍛えられ、ストレスへの抵抗力が増します。このストレスへの抵抗力は、悪いことをしたら、社会的に制裁を受けるというストレスを抑え込み、自分の欲(ある意味生存欲)を満たす行動に走らせます。
 半グレが逮捕された画像をネットで検索してみましょう。腕のあたりをみると、比較的筋肉がついています。そして、腹も出ていないでしょう。犯罪行為をするデメリットよりも、生存するために犯行に及ぶというメリットの方が勝り、デメリットから生じるストレスを亡き者にしてしまえるから、彼らは悪いことを平気でできるのです。

 2019年、渋谷のハロウィンで、暴れる様子がツイッターなどにアップされましたが、そのどの人物を見ても、陽キャ(DQN、マイルドヤンキー、半グレ系)です。つまり、日頃もしくは学生時代に運動し、肉体的にエリートであることから、そんなおかしな行動をとっても恥ずかしさを感じない。羞恥心というストレスを感じないのです。

 ディスっていますが、結構これは重要な点でしょう。肉体的エリートになれば、ストレスに強くなる。この点だけは、見逃してはいけません(詳細は「スマホ脳」を)。

スポーツ選手とうつ病

 心拍数が上がる運動をしていれば、うつ病にはならない。うつ病になっても回復の見込みが高く、回復したあとうつ病を繰り返すことはないと、「一流の頭脳」では語っています。
 それを読むと、スポーツ選手はうつ病になりにくいのではないかと、想像してしまいますね。ぱっと思い出せる範囲でスポーツ選手を想像しても、うつ病になって人はいません。

 とは言え、ググってみたところ、、、

 スポーツで生計を立てようとした場合と、ストレス・プレッシャーの度合いが非常に高い場合は、スポーツ選手であってもうつ病を発症する可能性があることがわかりますね。
 とは言え、イニエスタは発症中も長期休養を取らずにプレーし続けたわけです。それが、日常的に走り回っていたからなのかどうかが、気になりますね・・・。


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