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【感想】鬼滅の刃 4話見た

 因縁の付け方が絶妙。
 ※本記事はネタバレを含みます。

一本の線でつながり続けるストーリー

 1話から4話まで視聴し、伏線の貼り方と、テンポの良さに脱帽気味です。感想を3本あげてきましたが、上手いとしか書いてない気がしますね(苦笑)。

 それぞれの話が、独立しておらず、視聴しがいのある内容です。しかも、1話完結で見やすい。翌週どうなってるのか、という引きをわざわざ作らなくても、1話で視聴者を釘付けにできるから、わざわざ2話構成にして、話を引き伸ばす必要がないのでしょう(原作がそうなっていた可能性もありますが)。

 4話は、3話で登場した要素(キャラクター、修行など)が伏線としていい味を出しています。なぜ岩を切る試練だったのか? なぜ新キャラのお面を切ったら、岩が切れていたのか? そして、お面・・・。
 それに、4話で登場する新要素(鬼は人を食っただけ強い。子供が帰ってこない。岩は無理難題とか)の伏線回収も早いし、今後に効いてきそうな奥深さもある。

情報量の多さと深さ

 カット割や、キャラの説明で情報量を多くしているわけではありませんが、一つの事柄が、複数の伏線に繋がって、後半にも影響しており、話数を重ねるにつれて、情報量が増大します。
 普通の物語も、話数を重ねることで情報量が増えてきますが、単発的な重なりで厚みは鬼滅の刃の方が大きいでしょう。しかも、それをテンポよく見せているところに、原作のもつ、元々の底力が感じられます。4話が原作の4話なのかはわかりません。もしそうだとしたら、驚異ですが、多分そんなことはないのかなと想像・・・。

 鼻が聞くという設定も、各話で生きていますし、少しずつ広がりを見せてますね。

因縁の付け方の絶妙さ

 たぶん言い方は酷いですが、ありふれた因縁です。師匠の弟子を殺しまくった。その中の二人が助けに来る。しかし、見せ方が上手いせいで、ありふれた感が薄い。意表を突く展開かと言われれば、実は、情報は既に話の中で展開しています。

・死んでいる

・食っただけ強くなる

・帰ってこない

 特定の要素だけを取り出せば、結果は見えますが、伏線同士の繋がりを曖昧にすることで、結果が現れた時の意表感を演出しているのです。これは、巧みですね。非常に匠。ある意味、原作が女性だからこその丁寧さが感じられますね。雑な伏線の貼り方ではなく、綿密さが感じられます。

 しかし、試験初日に強敵を退治させて、この後どうなるのでしょうね。HUNTER×HUNTERのヒソカキャラが登場するのでしょうか? 所々、少年ジャンプの他の作品を思わせるエピソード・設定が含まれているのが気になりますが、逆に、そこが導入のしやすさになっている、のかもしれませんね。かしこ。



 ・・・御託を並べてますが、いずれにしても、4話までは面白く見させてもらってます。

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