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頂き目指して。完結編〜天皇杯2023〜

ホーム等々力でアビスパ福岡に勝利し、第103回天皇杯決勝進出が決まりました。
無事に1層ゴール裏のチケットも入手でき、これで全試合現地観戦できることに。
等々力から始まり、水戸、高知、新潟と飛び回って追いかけた天皇杯を、聖地・国立で掴み取ります。

勝負は前日から始まっていた

自分の席種はゴール裏だったので自由席でした。席取り競争激化だろうな〜と予想はしていたのですが、当日の列形成のための整理券に列ができるという、はちゃめちゃなことが起きていて、これには賛否両論ありましたね。天皇杯はJFA管轄なのであまりクラブ側が介入できないのと、こういう等々力以外でチケットが完売になるような試合がコロナ禍以降の運用で久しぶりだったので、起こるべくして起きた事象だなあと思いました。

14時ごろ無事に整理券を受け取って

番号は消してます。

再集合まで神宮外苑を散歩。
ランニングしていたフロサポランナーもいました。

銀杏シーズンで人が多かったです。
この日はお休みのつば九郎の家。

17時の再集合の頃にはすっかり日も暮れていてとても寒かったです。

シート貼りを終えたあと、お蕎麦屋さんに駆け込んで温かい蕎麦を食べました。
後ろの方は20時くらいまでかかったそうですね…

天皇杯仕様になっていて気分も上がってきました。

いよいよ…

朝。無事に席も取れました。時間が近づくにつれて緊張感も高まります。
コンコースで決起集会。
また、応援番組新旧MCの方々もトラメガで気合いを入れてくれます。

ファイフロMCの新保さん。
応援歌も歌ってくれました。

試合前のセレモニーです。川崎と柏の大旗が舞う演出がかっこよくて、決勝ってすげー!!と興奮しました。川崎もここまで長く熱い戦いを繰り広げてきたわけですが、相手の柏レイソルも同じ思いを積み重ねてここにいるわけです。まさに勝者が見るに相応しく美しい光景でした。

勝てない。そして…

試合は0-0。川崎は防戦一方でなかなかチャンスがなく、反対に柏は、あと1歩が決めきれない試合展開になっていきました。
延長戦が始まりますが、結局スコアは動きません。試合はPK戦へもつれ込みます。

コイントスの結果、PKは川崎側で行われることに。私たちゴール裏は荷物を席に残し、より迫力と圧を相手に加え、また川崎を鼓舞するために中心に寄ります。サポーターは12番目の選手とはよく言われますが、こういう時まさにそれを実感します。ちなみに今回のコレオは色別の旗で構成されていて1人1本旗を持っていたのですが、これが見事に功を奏しました。PK戦でみんなが旗を持ち寄ったおかげで、より迫力のあるゴール裏になりました。

川崎のゴールキーパーはチョン・ソンリョン選手。柏は松本健太選手。柏のサポーターも懸命に彼を応援します。

PK1本目。川崎は家長選手。
松本コールと家長コールが交互に巻き起こります。
家長選手は右上に大きく蹴り、無事成功。1本目とは思えないすごいコースでした。
続いては柏、マテウス・サヴィオ選手。大ブーイングの中登場しますが、これも決め、激しく喜びを表します。

PK2本目。
川崎:瀬川選手。1回PKを止められますが、キーパーの動き出しが認められ、やり直しになります。瀬川選手の間合いの取り方がよかったです。無事に決め切り、瀬川選手も「セーフ!」と安堵の表情。
柏:細谷選手。この日1番怖い選手でした。これも成功。

PK3本目。
川崎:山村選手。真ん中に蹴りこみ、成功。いつも冷静沈着な山村選手にはこういう時本当に助けられますね。
柏:戸嶋選手も成功。

PK4本目。
川崎:キャプテン(当時)橘田選手。左に大きく蹴って成功。たまらずソンリョンに駆け寄ります。さすがキャプテン。
柏:仙頭選手。左に大きく蹴りますが、ポストに直撃して失敗してしまいます。

PK5本目。川崎が決めれば川崎の勝利が決まります。
川崎:バフェティンビ・ゴミス選手。右に蹴りますがキーパーに弾かれなんと失敗。バフェのゴールはここでも見れず。松本選手の絶対に止めるという気持ちが上回ったように思いました。川崎の選手が何人も彼を迎えにいきます。
柏:武藤選手。左に蹴って決めます。ソンリョン選手はコースが読めていません。

ここからPKはサドンデス方式に切り替わります。

PK6本目。
川崎:登里選手。これも松本選手が魂のセーブ。一気に柏の空気感に変わります。
柏:片山選手。決めれば勝利でしたが、大きく外して失敗。

PK7本目。
川崎:遠野選手。コースは読まれていたものの、無事に成功させます。
柏:山本選手。これもコースを読まれていましたが成功。ソンリョン選手、少し触れていただけにこれは悔しかった。

PK8本目。
川崎:山根選手。成功。激しくガッツポーズし、ゴール裏を煽ります。私たちも彼に乗せられて応援のボルテージが上がりました。
柏:川口選手。コースはまたも読まれますが、スピードが勝り成功。
ただ、このあたりで「ソンリョン、合ってきたな」と感じました。後半のコースの読み具合がとてもよくなってきたのです。

PK9本目。
川崎:ジョアン・シミッチ選手。すごいスピードで成功させます。ジョアンも大きく喜びガッツポーズ。こんなに激しく煽る彼を見るのは初めてだったので私たちもびっくりしました。気合いを入れ直します。
柏:立田選手。キーパーの逆をついて成功。

PK10本目。
川崎:ソンリョン選手が自らボールを持って立ちます。キーパー対決です。右に大きく蹴り、成功。いや、めっちゃうまいんかい。成功した瞬間、隣の人と「うま…」という声が揃ってしまい、ちょっと笑ってしまいました。これもあってまたも川崎のソンリョンへの応援ボルテージが高まります。
柏:松本選手。左に蹴りますが、これをソンリョンが止めます。

川崎フロンターレ、優勝。

優勝した瞬間の記憶は正直ありません。もうとにかく喜び騒ぎ、前後左右、誰彼構わずハグしてハイタッチして、みんな思いを爆発させていました。あとで見たのですがソンリョン選手ももうニッコニコでしたね。選手たちも大はしゃぎしていました。

ビジョンに映るWINNERの文字と空に舞う金銀のテープ、選手たちのチャンピオーネ。素晴らしい光景に感極まり涙が止まりません。走馬灯のようにこれまでの記憶が蘇りました。高知の人たちはニュース見てくれてるかな、とか、新潟しんどかったけど行ってよかったなとか。

セレモニー後、選手たちと一緒に喜びを分かち合います。このあとすぐに退団がリリースされたレアンドロ・ダミアン選手や彼についていた中山通訳は感極まって泣いていました。他にもそのあと移籍のリリースが出る選手が多く、最後に優勝することができてよかったです。

ダルマに目が入ります
演歌歌手みたいになってた鬼さん。


毎度彼らの謎衣装で一瞬空気が止まりますw


天皇杯2023

天皇杯の軌跡でした。一発勝負のトーナメントはリーグ戦とは違う緊張感があって面白かったし、カテゴリの違うチームとの試合があるのも、普段とは違う交流が生まれて楽しいです。

5/11に等々力で天皇杯の返還が行われ、25日から今年度の天皇杯が始まります。
今年はどんなドラマが見られるか、今から楽しみです。  

ではまた!

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