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日本酒もサスティナビリティの時代

数日前の新聞記事に、日本酒づくりにカーボンゼロを取り入れている酒蔵の記事があった。
環境負荷を下げるために、酒蔵における都市ガス(実質温暖化ガスゼロ)や再生可能エネルギーによる電力の利用でカーボンゼロを実現している。
それによって作られた日本酒を発売したそうだ。
日本酒作りにも一工夫があり、米を削り残った割合(精米歩合)を1割上げることで、電力消費を減らすのだが、精米歩合を上げるとミネラル分が増えるため、味に雑味が出てしまう。これを醸造過程で低温発酵することで解決している。
日本酒は、麹による澱粉化と酵母によるアルコール発酵の技術が鍵となる発酵食品である。
自然との共生を、この技術によって解決する姿勢に非常に感銘を受けたが、これからの時代、日本酒作りもSDGs(持続可能な開発目標)を達成すべく、ESG(環境/社会/統治)投資を意識しつつ、CSV(共通価値の創造)を目指した経営が必須の条件になってくるのだと思う。
企業ブランディングの観点においても、この考え方を取り入れていくことが必要な時代なのだと感じた。

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