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エンジニアからプロダクトマネージャーへのキャリア転換で役立った考え方と本

初めまして、Ubie Product Platformのグロースチームでエンジニアをしている田口です。「健康が空気のように自然になる世界」を目指し、症状検索による発症から受診までのサポートするサービス症状検索エンジン「ユビ―」を提供しています。

数ヶ月前からプロダクトマネージャーとして新たなチャレンジを始めました。エンジニアからのキャリア転換の過程で役に立った考え方とその参考になった本を書きます。

プロダクトマネージャーのやるべき仕事は会社、事業、プロダクト、チームによって千差万別です。同じ様なキャリアを歩んでいる誰かの参考になればと思います。


マーケティング領域での気付き

この辺の本はプロダクトマネージャーになる前に読んだ本ですが、今でも大変役立っている考え方を学べたので紹介します。

私は定量データに基づく定量分析と施策立案はできるものの、顧客一人ひとりのインサイトを深く理解することに苦手意識がありました。
そんな時にマーケティング領域に詳しい Yasu にグロースハック関連でいい本は無いか?と教えて貰ったのが以下の本です。

N=1のインサイトに潜む人や時代の変化に着目するということ

これらの本は共通して、利用しているユーザーのN=1のインサイトの背景に潜む情報、人や時代の変化も含めたあらゆる要素からプロダクト、ユーザーにどの様な変化が起きるのかが重要という内容です。
人や時代の変化にも目を向ける、というのが気付きでした。
以後、広く世の中の情報と自社の情報を組み合わせて示唆を出すように意識しています。

外の世界や時代に目を向けることで、プロダクトのログから、一般的ではない使い方、珍しい行動が見えてくるようになります。これがプロダクトにとって重要なインサイトになるケースがあります。

プロダクトマネージャー

さて、色々な軸でリサーチなどもするようになった中で、ゼロイチのプロジェクトのプロダクトマネージャーの役割をすることになりました。

プロダクトマネージャーとは

まずはプロダクトマネージャーについて学ぼうということで、最初に読むべき本をUbieでプロダクトマネージャーをしている rinda に聞き、教えて貰ったのが以下の2冊です。

  • 新しくプロダクトマネージャーをやることになったけど、どんな仕事をするべきなのかわからない

  • 何か周囲とのコミュニケーションがうまく行っていない気がする

といった人にプロダクトマネージャーの心構えを学ぶために良い本でした。

ゼロイチの進め方

ゼロイチのプロダクトマネージャーということで、ゼロイチの進め方について shikichee に教えて貰ったのが以下の本です。
この本は実践的な内容で大変参考になりました。特にゼロイチのプロダクトマネージャーの方にはおすすめです。

社内でもバズり倒して共通言語化しました。第3版がおすすめのようなので一度読んだことある方もぜひ。

プロダクトマネージャーとして悩むあなたへ

私はプロダクトマネージャーの仕事の型のようなものを探し始めてしまって苦労しました。

プロダクトマネージャー職に求められるスキルは会社、部署、チーム、プロダクトで全然違うものです。
まずは色んな人と話してどんなことをしたらプロダクトに貢献できるかの認識を揃えると良いと思います。

私の場合はチームと相談の結果、プロダクトマネージャーとして以下の得意領域を組み合わせてアウトカムを最大化するすることにしました。

  • マーケティング領域の知識を生かし、定性/定量での分析・示唆

  • エンジニアリングの知識を生かし、プロダクト起点の定量分析・示唆

  • この2つを組み合わせて精度の高い仮説を生み出し、アウトカムを最大化する。

インサイトはSlackにとりあえずメモ。まとまってきたらnotionにまとめる。チームメンバー問わず、色々な人からコメントを貰ってブラッシュアップ、という作業を繰り返してインサイト抽出の精度を高める訓練をしています。

マーケティング領域はエンジニア出身のプロダクトマネージャーにおすすめという話

Running Lean にも書いてありますが、新規事業をやるには以下の3つのタイプを持つメンバーがいるといいそうです。

ハスラー(事業家):新事業の世界観を語ってビジネスを設計し、情熱で周囲を巻き込み人間関係を維持、市場を理解して営業もこなし、ビジネスを伸ばす役割を担う
ハッカー(技術者):様々な領域の技術に精通してプロダクトを作り、プロダクトを改善し続ける
デザイナー(顧客体験):顧客を深く理解し、デジタルサービスの使い勝手の良さや、クリエイティブを通じたプロダクトの世界観を表現し、顧客が体感する顧客体験を担う

以前の私はハッカー、つまりエンジニアの役割しかこなせませんでした。マーケティング領域で紹介した2冊の本はハスラー、デザイナーの役割をこなすうえでも役立つと思います。

エンジニアからプロダクトマネージャーになる時はマーケティング領域の知識を身につけてるとゼロイチでの活躍の幅が広がると思います。

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グロースチームでは、「健康が空気のように自然になる世界」を目指して、企画、開発、分析など様々な業務に取り組んでいます。
開発業務だけにとどまらず、サービスグロースのためのあらゆる挑戦に興味がある方はぜひお話しましょう。
twitter / pitta / youtrustで募集しています。


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