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ドイツの嫌なところを少し真面目に考えてみた
VALICANDO の今月のテーマは「あなたの国でうんざりしたこと、していること」。
せっかくなので、ドイツの良いと思うところと、嫌だと思うところを考えてみましょう!
ドイツで良いなぁと思うこと
細かく言えばたくさんあるんだけど、きっとこの2点に集約できます!
ワークライフバランスが最高に取りやすいこと!
周りの目を気にせず自由に生きていけること!
1点目のワークライフバランスに関しては、日本とドイツでは同じものさしで測ることができないんじゃない?って思うぐらい違います。
なんというか、人々の仕事と生活に対する考え方がまるで違う。
ドイツに限らずヨーロッパの人たちは、いつでも自分の人生をど真ん中に置いて、そのうえで周辺のものごとを考えてる気がします。
もちろん仕事もしっかり進めますよ。ただ、やりすぎない。自分の人生を削りすぎない。
2点目の周りの目について、今までそこまで周りの目は気にせず生きてきたつもりでした。
でも、こっちに来て「あぁ、実はいろいろと気にしてたんだなぁ」と気が付いたんです。
例えば、職場での昇格のスピード。
少なくとも周りと比べて遅れないようにしようとしてました。
いや、なんなら抜きん出てやろうと考えてました(笑)
でもこっちではまったく気になりません。
同僚と比べようにも働き始める年齢もみんな違うし、その他のバックグラウンドも違いすぎて比較なんてできない。
日本は色んなことを均一化しすぎたことで違いが目立ちすぎる気がします。
何かと比較されやすいですよね。
ドイツで嫌だなぁと思うこと
一方、ドイツで生活をしていてうんざりしたり、嫌だなぁと思うのは、
街があんまりきれいじゃないこと(路上喫煙、ポイ捨て、落書き)
ご飯が美味しくも不味くもない感じが多いこと
公共交通機関の時間が乱れまくること
役所の手続き関係が壊滅的に大変なこと
まぁいろいろあるけど、役所の件以外はどれも慣れてしまえばどうってことないです。
(役所の件は別で詳しく書きたい…)
ここまで考えて気が付いたこと
ここで気が付いたのは、ドイツで嫌だなぁと思ったことは、日本で良いと思っていることの裏返しだってことです。
日本の良いと思っていることは
清潔(さらに安全!)
美味しいご飯(しかも安い!)
正確な公共交通機関
がパッと思いつきます。
これが満たされていないから、嫌だなぁと感じているだけで、とっても浅いレベルの話だなぁ、と。
ここは、もう少し深く考えてみたいところです。
試しに日本で嫌だと感じていることって何かな?と考えてみました。
そこで頭に浮かんだのは、一言で言えば日本の国とか政治に対する漠然とした不安でした。
こんなに年齢が高い男の人達ばかりが中心になって政治をリードしてていいのかな?
いつまで「女性活用」という言葉を使い続けるのかな?(あまり進んでいるよう感じないし、活用という言葉を使ってる時点で少し違う気がする、という意味で)
子供めっちゃ少ない気がするけど大丈夫なんかな?
インフレ率が低すぎて世界との格差がどんどん広がっていくんじゃないかな?
これはドイツで良いと感じていることの裏返しではないな、ってわかりました。
そしてぼくは、ドイツのこういった社会や政治の課題をほとんど知らないことにも気がつきました。
ドイツにもきっと多くの課題があるはずてす。
もっと深くドイツのことを知って、お互いの国の良いところと、まだまだ改善が必要なところについてしっかりと考えてみたいです。
そのうえで自分が何ができるかを考えて動いてみれば、きっと今の経験を社会に還元できるなにかにつながるような気がしています!
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