「知的戦闘力」の高め方① 〜戦略編〜

こんにちは!
今日はタイトルの「知的戦闘力」の
高め方について、私にとって独学書の
バイブルになった、こちらの書籍を
ご紹介させていただきます!☺

この本は、独学を4つの要素からなる
「システム」として捉えている所に特徴が
あります。その4つの要素は以下の通りです。

①:戦略 
②:インプット
③:抽象化・構造化
④:ストック

従来の独学書では、②のインプットの方法に
重きを置くような本がほとんどなのですが、
この本では、情報を覚える事を目指すのではなく、インプットされた情報を臨機応変に
引き出す事を目的としています。

この記事ではそのような、「情報を知恵に
変える」独学の方法について、個人的に大事だと感じたポイントを中心にまとめたいと思います!

今日は①の戦略編になります。

・戦略について

まずは、どのような事を勉強したいのか、
その方向性についてまとめていきます!

「テーマが主、ジャンルが従」 

これは、本書を読んで、自分が1番意識
したいと感じたポイントでした!

これは、つまり勉強したいことを「哲学」
とか「歴史」とか「音楽」というふうに
ジャンルで決めるのではなく、自分が
追求したいテーマ、つまり論点を持つ事が
大事だという事です。

ジャンルで勉強を定めることについて、
著者はこのように言っています。

ジャンルに沿って勉強するということは、すでに誰かが体系化した知識の枠組みに沿って勉強するということですから、その人ならではの洞察や示唆が生まれにくいのです。

〜知的戦闘力を高める独学の技法より〜

この著者のは今まで、受験勉強、
資格試験などの、範囲の決まった「教科や
ジャンル」といった勉強に慣れてしまった
自分に対して物凄く刺さりました!😂

これとは、逆に「テーマ」で勉強するというのは、例えば著者の追求したいテーマで言えば、「イノベーションが起こる組織とはどのようなものか」、「美意識はリーダーシップをどう向上させるのか」と言ったようにジャンルではなく行動や文章にして表す事です。

また、その際のテーマ設定のポイントは
二つあります。

1つ目は、自分が追求したいと心の底から
思えるようなテーマであること。

2つ目は、粗い方向性で良いという事です。

この2つ目のポイントは、逆に細かく
テーマを設定しすぎることで、自分の中の
テーマに対するアンテナの感度が低下
することを防ぐためです。

そのために、あえて大きな余白や緩みを
残したテーマ設定をする事が鍵になります☺

このようにテーマに沿って勉強する事に対して著者は次のように述べています。

「独学の戦略」を立てることは、アンテナの感度が高まるという事です。

自分の独学の戦略を明確化している場合、何かふとしたきっかけで出会った情報であっても「あ、これは自分にとって重要な情報だ」と反応することができます。

~知的戦闘力の高める独学の技法より〜

このように、テーマ設定を明確にする事で、
思いもよらないジャンルからのインプットでも示唆や洞察を抽出出来るようになります。

この事を著者は、「知の創造は予定調和しない」と表現し、一般的にはセレンディピティと呼ばれるものの事だと思います。

このように、様々なジャンルから気付きを抽出し、それを組み合わせて、自分のテーマを追求する事を独学の基本戦略とするという考え方を本書から学ぶ事が出来ました!☺

私は、追求したいテーマとして、

「人とまっすぐに向き合うとはなにか?」
「自立した生き方とはなにか?」
「物事を深く捉えるとは?」

というものが、真っ先に浮かびました🤔

その時に、ふと関係しそうなものを考えた時に、自分の価値観を見直す、「哲学」や「アート」、あるいは前提や背景を理解する「歴史」や「科学」、また心情や感性を表現する「詩」や「音楽」からも、示唆を得ることが出来るのかなと思いました!

改めて、ジャンルの勉強ではなく、テーマの勉強として、知識を学ぶ事を捉え直していきたいと思います☺

以上で戦略編は終了となります!

もし良ければ、皆様の「学びたいテーマ」もコメント欄で教えてくれたら嬉しいです✨

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