「読まなくてもいい本の読者案内」橘玲著 書評
<概要>
「読まなくてもいい本」、つまり古いパラダイム(哲学・文系心理学・社会学・法律学・経済学)に関する本ではなく、新しいパラダイムといえる最新の学問(複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義)に関する本を読むことで、価値ある知を身につけるべきと提言した著作。
<コメント>
従来から橘さんの関心領域に興味があり、彼の本を通読してきた私は、5年前(2015年)に本書を読むに至って「納得できない感」満載になった私にとって記念すべき著作です。フッサールが提唱した現象学をバッ