言語を生み出す本能(上)スティーブン・ピンカー著 書評
<概要>
言語のうち「書き言葉」は文明だが「話し言葉」は本能であり、カラスが空を飛べるように人間が本能的に持ち合わせた先天的な能力であって、どんな言語でも共通の心的言語を基盤にして成立していることを主張した書籍。
<コメント>
言語学は全くの門外漢ですが、本書を読む限り「確かにその通り」という印象。英語の比較文や文法的言語の解析を口語・文語双方ともおこなって精密に論を展開していく(特に4章の言語のしくみ)ので、理解するのに手間暇がかかりますが、ちゃんと真面目に読んでいけば、