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"雨の日と月曜日は"vs."Walk between the Raindrops."

足踏みしていた関東の梅雨入り。入ったからといって突如降り続くわけでもない。むしろ薄日が差して、「梅雨入りしたとみられる」という気象庁のあいまい表現を小ばかにしている。

ぬれた路面を走る車の音、窓に当たる水滴、近くの雨どいからこぼれる水音。そんななか聞こえるか聞こえないかくらい小さなラジオの音。雨降りは、家の中にいる限り、そう悪くはない。

雨が降っただけで訳もなく落ち込んだり、何も手につかなかったりすることもあったが、今はそうしたこともない。

在宅勤務中であるにもかかわらず、ギターを手に取ってyoutubeで好きな曲に合わせて弾いてみたり、背筋を鍛える新聞記事を読んで実行してみたり、昼食時の食器を洗ったり、豆菓子をつまんだり、退職したら何をしようか考えてみたり、今月の中国語検定2級のテキストを見たり(ぼんやり眺めるだけだが)、カメに餌をやったり。

カーペンターズで「雨の日と月曜日は」という曲がある。

Rainy days and Mondays always get me down.

という歌詞が出てきて、Mondayにsがつくことと、洋の東西を問わずやはり雨と月曜は鬱陶しいのだということを知った。

いっぽう、雨なのにめっぽう明るいSingin' in the Rain(映画:雨に歌えば)や、

https://www.youtube.com/watch?v=edvN1DfRTZI

雨の中で恋人と仲直り?する、Donald FagenのWalk between the rain drops.は、「雨の日と・・・」とはだいぶ様相が異なり、「雨も悪くないね」という気分にさせてくれる。

https://www.youtube.com/watch?v=CpJRc4RZPqE

「雨宿り」(さだまさし)をしても恋人と運命の出会いはそうは起こらないが、あるとすればやはり「始まりはいつも雨」(チャゲ&飛鳥)か。それも「こぬか雨」(EPO)がいい。「2000トンの雨」(山下達郎)の様な豪雨は困るが、「雨のMelody」(kinki-kids)を聞きながら「雨の街を」(松任谷由実)をあてもなく歩いていると「雨のステイション」(ハイファイセット)にたどり着く。「みずいろの雨」(八神純子)、「数えきれない雨」(憂歌団)に降られ、「雨に泣いてる」(柳ジョージ&レイニーウッド)けど、「雨に抱かれて」(松雪泰子)「雨にぬれても」(バートバカラック)かまわない。でもやっぱり「雨の日はうちにいて」(山下久美子)過ごすのがいいか。

まだまだありそう。

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