【きっかけは北欧サウナ旅!】プランナーと会計士でアパレルを始めた話。
私は現在no-buという、ブランドで、ブラレスウェアという新しいカテゴリで商品開発を行なっています。
ブラレスウェアとは、何なのか?
意味は言葉通りで「ブラ」=”bra”が、「ない」=”less”で、ブラレス。
ブラジャーを着用しなくてもバストトップが目立たない、締め付けフリーのリラックスウェアをブラレスウェアと定義しています。
アパレル出身でない私(プランナー・写真左)と、もう一人のメンバー愛子さん(会計士・写真右)の2人で今年の夏からスタートしたno-buというブランド。全然、畑違いの二人がなぜアパレル!?とよく不思議に思われます。
実は商品アイディアのきっかけはフィンランド旅行でした。
その時は、まさか旅行がきっかけで、商品アイディア思いつくなんて思いもよりませんでした。
私たちは、普段、お客さんの商品企画や新規事業の支援をする仕事をしています。私はプランナーで、企画やマーケ・クリエイティブパートを担当し、愛子さんは会計士で、事業の数字周りを担当しています。
2人でやり始めた経緯は、元々私が1人で立ち上げた会社ですが、クライアントへのサポート範囲を広げたいと思っていたタイミングで、前の会社を辞めて独立を考えていた愛子さんを熱心に誘い、一緒に仕事をし始めました。
プロジェクト単位での請負型の仕事がメインで、クライアントの事業を支援するのが主な事業です。それも、やりがいがあって楽しいのですが、心の中にいつか「自分たちで考えた自社事業をしてみたい!」という想いがありました。
弾丸フィンランドのサウナ旅行
2人とも銭湯好きで仕事終わりに、よく一緒にサウナへ行っていました。
いつか、本場のスモークサウナを体験したいね!と話していて、タイミングが合った夏の休暇時期にフィンランドへ行くことに。
直前にパッと決た弾丸旅行です。エアビーでヘルシンキの宿を予約して、全8日間でヘルシンキと第二の都市タンペレを回る計画を立てました。
旅行の目的は3つ!
1、本場の北欧サウナを体験
2、フンランドデザインを見て回る
3、北欧の自然を楽しむ
いざ出発!
旅行中、あることに気づく
エアビーホストで私たちに家を貸してくれたアーニャによると、冬が長いフィンランドでは、夏の時期は特別らしく、サマーバケーションも3週間以上とる人もいるようです。彼女も、夏の休暇シーズンは都市のヘルシンキを離れて家族で湖畔のバケーションハウスで毎年過ごしているとのことでした。
そんな、リラックスした雰囲気の夏のフィンランドであることに気が付きました。
サウナ後はもちろん、街中でノーブラの女性多くない!?と。
(フィンランドに限らず欧米では日本より、割とノーブラで街を歩いている人が多い傾向にあるのかなと思います。)
大人になってから女性が素肌にTシャツ一枚で街を歩けるなんて!と、とても印象に残った出来事でした。
北欧の夏の開放的な雰囲気も相まって、不思議と変ないやらしさがなく、「自由でリラックスした雰囲気で素敵だな〜」と感じました。
旅先で体験した、印象的な出来事が種となって。
帰国してからもフィンランドで体験した自然と一体になるようなサウナの気持ちよさと、開放感がずっと頭の中にありました。
そんな折、いつもの銭湯帰りにふと疑問が浮かびました。「なんでリラックスした後なのにブラジャーをしないといけないのか?」と。そして早速、20代〜50代の女性300名を対象にブラに関するアンケートをとることに。すると、約7割の女性がブラに対して不快感を感じたことがあるという結果に。不快感の原因は「締め付け感」であることが分かりました。
「リラックスする時には、ノーブラで過ごせたらいいのにな〜」という願望が湧いてきました。でも流石に、日本でそのままノーブラでバストトップが目立った状態でいるのは、気まずい…。もし、解消できるプロダクトがあれば、「これは何か商品アイデアの種になるかも?」とアイディアを愛子さんに話してみると、「自社プロジェクトで、まずクラファンで試して需要をみよう!」と、盛り上がりました。
その後、強力な助っ人デザイナーさんの加入や協力会社さんとの出会いなどを経て、無事、第一弾商品を2024年7月にMakuakeで発売することができました。
その時の様子はこちらの記事にまとめています。
想像していなかったタイミングで偶然が重なり未来ができていく
今は、商品ラインナップを増やすべく次の商品開発の真っ只中です。
現状はまだまだ、とても小さい規模感の事業ですが、成長をしていく未来を想像してワクワクしています。
愛子さんと一緒に働き始めた時は、まさか自分たちが服作りを始めるなんて全く思っていませんでした。これからも、どう道が繋がっていくか分からないからこそ、今できることに集中して、ハッピーな未来を手繰り寄せていけたらいいな!と思います。