撮影の時、何を着るか

撮影があるときに何を着るか。なんでもいいとは言えない。何を着てもサマになるのならば、なんでもいいのだろうが、私はなんでもよくない。正解に言えば、何を着てもサマにならないので、逆に、なんでもいいのかもしれない。そんな、なんでもよい界隈で生きる私のような人々が、撮影時に身につけるモノといったら。

そんなモノはない。ないが裸で写るわけにはいかない職業だ、水泳選手なら裸で良かった。そう、「水泳選手が水着を着ている」ように、なぜ私は水着をきているのか、その理由を説明できると良いのだろう。「あなたはどうして水着を?」「水泳選手なので」「なぜその水着を?」「スポンサーがついてるので」、そういうことだ。これで決まり。何を着てもサマにならないやつはこれしかない。理由なくキマってない、理由なくダサい、理由なく水着を着ている、はダメだが、着ているものの説明ができればokだ。

普段から愛用しているキャップだとか、自分がつくったTシャツだとか、友人がやってるブランドだとか、なんでもいい、理由があればいい。「友人のブランド服を着て雑誌に載った」となったら、その友人に雑誌をみせて報告することもあるだろう。どうだ、いいだろ!と自慢することがあるだろう。だが、宣伝してやったんだから金よこせよ、服送れよ、なんてことを言うわけがない。むしろ、着させてくれてありがとう。私の身につけているものに、ストーリーをつけてくれてありがとう!

でもさあ、世の中にはやなやつがいるんだよな、なんでもかんでも、やってやった感を出してくる、貸しを作ったと思っているやつがいるんだよ、お前のためにオレがどれだけ考えて、人脈を使って、頭をさげたりしたかとか言うのー!きらいですー!もう近づかないでー!

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます。明日は京都です、暑いらしいです。Tシャツでいくぞ。

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