出版が決まった、条件付きで。

出版が決まった。月刊誌で連載していた看護師たちのエッセイをまとめて一冊にする、出版社からの条件付きで。エッセイを書いてくれた著者は40名。その40名が10冊ずつ購入することが必須。さらにクラウドファンディングや出版記念イベント、看護学校で教科書として利用してもらえたら嬉しいなど、一筋縄ではいかない。だが自分の書いたモノが本になって出版されるなんてことは一生ありえない、10冊くらい記念に買うわ!という著者もいるだろうし、自分で5冊買って、あとは親戚に自慢して買ってもらおう!とか、医学書を扱う書店で出版記念イベントをやってみるとか、マギーズ東京で秋山さんとトークショーやるとか、クラファンの支援者に歯ブラシ付きでプレゼントするとか、心が痛まない販促方法はいくつかあるだろう。

売れなかったとき、約束していた「著者が10冊ずつ買う」が達成されなかったとき、責任を取るのは私だ。連載も書籍化も、言い出しっぺは私だ。それに付き合ってくれた看護師や編集者の時間や知識や優しさを、「売れませんでしたごめんなさい」で無にすることは許されない。

協会会長: 大袈裟すぎる、お前が責任とることじゃない、会長は私だ!

著者: 書くと決めたのは私だし報酬も受け取っている、雑誌に載ったのもめっちゃ嬉しい、一緒に頑張りたい!

出版社社長: 連載も書籍化も許可したのは私だ、売れなかったとしても私の責任だ!

関わってくださる方々はこんな人たちのような気もする。全部自分の責任だと思って、覚悟して仕事している人たちは強い。カッコイイ。人の上に立つひとはいつもこんな人だ。とはいえ売れなかったら私が責任をとります。まずは頭をフル回転させます。アイデア出てこい!

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます。全部人のせいにするひと、いい訳ばかり、自分は悪くないと主張するばかりのおじさんとおばさんがいたんですよー!きらいですー!地獄に落ちると思いまーす!ばいばーい!

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