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私には背水の陣がよく似合う~2023年備忘録~

2023年は修論の執筆、学生団体でのピッチコンテスト開催、新卒でメーカー勤務、一人暮らし、対話分析、マーケティングインターン、新卒9ヶ月での転職など、話題に事欠かない1年でした。

人生って全く思うようにいかないな~と痛感しています(笑)

そんな1年の振り返りです。


修論

直観型の自分にとってはとても厳しいものでした、、、

「新規性って何?」「データを都合がいいように解釈してない?」「研究の意義がこじつけじゃない?」など准教授からの質問について考えるうちに頭がオーバーヒートしそうでした(笑)

ですが、幸い私の指導教官はロジカルシンキングの鬼。指導教官が書く文章や日ごろの会話などでの論理展開を徹底的に学ばせてもらうことで、なんとか筋が通った主張ができるようになりました。

その結果、事実を正確に認識し、多角的な要素を検討し、解釈の違いが起きないように主張し、なんとか修論らしきものを執筆できました。

修論執筆の経験からは以下の教訓を得られました。

  • 自分の苦手領域でも鍛えれば人並みになれること。

  • その道のスペシャリストがいる環境に飛び込むこと。

  • 最初は我流に固執せず、まずはできる人の方法を学ぶこと。

社会人になる前に苦手分野を克服する経験ができて本当に良かったと思います。

独り暮らし

勤務地が長野なため、強制的に一人暮らしを始めました。

「ものぐさ」「おしゃべり」「朝に弱い」「家事が嫌い」こんな自分が一人暮らしできるのかと不安でした。

ですがこれは杞憂に終わりました。一人暮らしが始まってから謎に家事に熱心になりました。

例えば料理。
毎日調理をする中で、料理とは「コスト」「スピード」「味」「健康」「後片付けの容易さ」の5つに分解できました。そのため、4月からいかに上記の5要素を満たせるかを追求した調理に日々取り組み始めました。
しかし、「意外性」「見た目」を全く考慮していなかったため、友人からはいじられることもありました(笑)
来年度からは上記7項目全てを満たせるような料理ができるようになりたいと思います。

その他にも洗濯や掃除など、各家事を楽しみながら行うことができました。

これらの経験を通じて、「背水の陣を作り出すことが人生の豊かさに繋がる」と気づきました。

今までは「親がいるから」という理由で家事を全て頼っていました。ですが、未踏の地「長野」での生活を成り立たせるには、自分が動く以外に道がないので、仕方なく家事をこなし始めました。すると「もっと上手くやれそう」「もっと早くできそう」と、家事を一種のゲームとして捉えるようになりました。

このように、追い詰められて何かをせざるを得ない時、私は「物事を遊び / ゲームとして楽しめるようになる才能がある」と気づきました。

キャリア選択

間違いなく一番大きな出来事でした。

結論から言うと、私はファーストキャリアの選択を失敗しました。就活時に考えていたことは「なんとなく安定した環境で働いた方が成長できそう」「規模が小さい会社だと給与が低くて生活できなさそう」「何の経験もないのにいきなりスタートアップはハードルが高そう」「研究職以外の志望動機を考えるのが難しい!もう無理だ~」

振り返ってみると、私の弱気・偏見・ものぐささ・キャリアに対する解像度の低さが明らかで、そんな軸で就活をしていたと思います。キャリア支援団体に所属していた人間とは思えませんね(笑)

その結果、自分の性格とは大きくミスマッチな会社に入ってしまいました。ストレスから体重も4キロほど減りました。「このままではいけない。でも忍耐力がないと思われたくないから2、3年は続けよう」という考えを抱きながら、親や同期に愚痴をこぼす日々が最初の3ヶ月は続きました。

ですが7月には、ターニングポイントを迎えました。

それは、BBQで社会人歴20年の大先輩に転職相談をした時のことです。先輩には「絶望的に仕事にやりがいを感じられない」「成長実感がない」「印象が悪くならないように2、3年は続けようと思っている」と伝えました。

すると「辞める気の会社を無駄に続けてどうするの?君が身の入らない仕事を2、3年している間に、どれだけのことができるか考えたことある?」と言われました。

この言葉で、私のキャリアに対する危機感がようやく芽生えました。

「自分がどうせ人生を賭けるなら何をしたいのか?」「一番力を発揮できる環境の特徴は何か?」「職業を選ぶ上で自分が通したいわがままは何か?」など、あらゆる方面から自分のキャリアを見直しました。

その結果、「経営コンサルタント」として働くことに決めました。自分をレベルが高く、少人数で責任が重い環境に置きながらも、人の支援をできる職業に就けたと思っています。
今は「やっと動き出した自分の人生が楽しみ」と新しい環境で働くことが待ち遠しいです。

余談ですが、次に短期離職したらキャリアが詰むので、そういう意味でもこの選択は最善だったと思います(笑)

まとめ

研究、一人暮らし、キャリア選択を通じて「自分には背水の陣が似合う」と心の底から思えるようになりました。
2024年は窮地に陥る回数を増やし、それを楽しみながら奮闘し、成長を続けることで、人生の満足度を高めたいと思います。


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