『恋の季節』 404字
「よう、久しぶり!」
「お、元気そうだな? 何か雰囲気変わった?」
「そうか?」
「何となくさ、前より勢いがあるって感じじゃん?」
「ふ〜ん。最近、食生活が変わったせいかな」
「ところでさ、また喰われたってさ。何か聞いてね?」
「マジか、、、また噂のアイツらか?」
「そうらしいね」
「これじゃあオチオチ外にも出られんな、、、まったく、行政とか警察は何やってのかねえ」
「今日日、例の団体とかが煩いんじゃないか?」
「そゆこと? だけど、何でアイツらってワザワザ人を喰うんだろ?」
「さあな、、、。何でも、性欲=食欲とからしいよ、知らんけど」
「まさか、『食べちゃいたいほど好き』ってか?」
「まあ、そんなところじゃね?」
「うわ怖ええ、マジ勘弁して欲しいよな。共喰いとかは無いんかな?」
「それは無い。同族は『臭い』からな」
「え?」
「そう言えばさ、おまえ、、、良い匂いだな、、、」
「!? ちょっ、おまっ、、、何を!? うああああ!!!」
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