23 いつも人の顔色をうかがってしまいます。
【お悩み】
「私はいつも人の顔色をうかがってしまうところがあります。人の機嫌とか、自分がどう思われているかとか、場の空気とかがとても気になって、人と会うとすごく疲れるし、あまり本当の気持ちは話せないことが多いです。」
エンパスが疲れないために。
人の顔色を見て、自分の立ち位置やどう行動するかを決めるのは、大人として時には必要なスキル。とはいえ、いつも疲れが出るほど気を遣ってしまっていては、大変ですよね。
それは損な性格なのではなく、優れた特徴です。もともと人の感情にとても敏感な特性を持っている、ということ。
HSPの特性でもありますが、それだけではなく、いろいろな要因があります。
よく見られるのが、この二つのタイプ。どちらかとは限らず、両方の人もいるでしょう。
(1)人の気持ちがよくわかり、それを思いやることができる人
人の感情を自分のことのように感じてしまうくらいかもしれません。
それはエンパシー(共感能力)といって、特に発達している人(エンパス)は、人の体の具合の悪いところを痛みとして感じたり、人の考えていることがわかったりします。
(2)その場の空気、特にネガティブなものに敏感で、巻き込まれてしまう人
たとえば人が怒っていたりすると、自分が怒られているかのようにドキドキ、おろおろしてしまう。
ドラマや映画を見ても、その世界に入って当事者になったかのように感じ、ホラー映画なんて論外、サスペンスものでも感情がジェットコースターになるでしょう。
これらの二つに、さらに深い要因が絡んでいることもあります。
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