極私的タロット考(5)先生っぽさ(5番「教皇」)
カード番号5番は、4番の「皇帝」から続いて「権威ありそうな男性」つながりともいえる「教皇」のカードになります。
一人じゃないカード・・・関係性?
「皇帝」のカードが責任の重さ、みたいなものが表情に出ているような気がしていましたが、「教皇」にはそういった苦しさがあまりないように感じます。
そして印象的なのは、絵柄の手前側には「教皇」にひれ伏す人物の背中が二人ほど描かれています。「教皇」とその「信者」でしょうか。
例によって、ぜひ直接自分でカードの絵柄を検索して見ていただき、それで得る感想は大事にして欲しいと思います。
先生っぽい
「皇帝」は一人でしたが、「教皇」は一人じゃありません。どうも人に語りかけて、人はその話を聞いて付き従っているようです。
私の身近な感覚でいけば「先生」というものに近いように感じます。どうしても「上下関係」をそこに見てしまいます。それは「教えるもの」と「教えられるもの」といった関係性を感じるからです。
相手と関係性を築けているのは、大事なことです。ただ、その関係性が、一方的だと何かを見失っている可能性はあるかもしれませんね。
「自分」ってそんなに正しいか?
というわけで、このカードから連想される問いかけとしては「相手は本当はどう思っているのか」とか「自分の考え・知識・視点はそんなに正しいのか」とか、そういったものを考えるきっかけになるのかな、と思います。
もちろん「自分の信じるところを突っ走る力」も必要でしょうけどね。
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