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触察をする時に、【虫様筋握り】はオススメしません!

人の身体の触り方を習ってきた方の多くは、「虫様筋握り」という手の使い方を習ったはずです。

なぜ「虫様筋握り」がいいのかを考えたことありますか?

一番多い理由として述べられているのは、

●指先の力を使わないから、患者さんに不快な感覚を与えなくていい

●接触面積が増えるから安定して触れる

ということ。

いろんなところで有名な人たちが同じように言っているので、疑うことをしないかもしれませんが、今日はそこに少し疑問を持ってみましょう。

果たして本当に「虫様筋握り」がいいのでしょうか?

虫様筋握りを知らない方の為に、写真をどうぞ!

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知っていると思います。一度は見たことあると思います。

この触り方で、指先を使わない持ち方をするのがいいですよ。と習った人がほとんどです。

これで触り続けて、1単位患者さんを触り続けると、めちゃくちゃ疲れましたとブログでつぶやいている人もいました。

そりゃそうです。筋肉の大きさが小さいですもん。それは極端な無茶な話です。でも、知らない新人さんはそれを一生懸命してしまうでしょう。これを読んだあなたは、無茶なことを新人さんにさせないでくださいね。

そんな虫様筋握りの疑問をあげてみました。

Q1.どうして触るのに、指を伸展させるんですか?

Q2.感覚が一番いいのは、指先なのに、どうして指先を使わないんですか?

Q3.そもそも末梢の小さな筋肉を使って、重たい身体を持つことってどうなんですか?

Q4.意識的に虫様筋握りをするのは、目的が触ることではなくて、虫様筋握りをすることになっていませんか?

Q5.人の手は感覚器として機能しているのではないですか?

あげればキリがないので、今回はこの5つについて考えていきたいと思います。

Q1.どうして触るのに、指を伸展させるんですか?

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