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地球温暖化と台風

こんにちは。
日光を浴びることで生きてることを実感する、空飛ぶぐーなーです。

今日は少し真面目に語ります。
でもきっと皆様のためになるお話だと思いますので、読んでいただければ幸いです。

昨日、沖縄科学技術大学院大学の研究チームが
「ハリケーンの上陸後の勢力維持に気候の温暖化が影響している」
とする研究を学術誌「ネイチャー」で発表しました。
https://www.oist.jp/ja/news-center/press-releases/35611
↑ソースです

ソース読むのに時間かかると思うので、僕が簡単にまとめるこの記事を読めばおおよそ理解できます。
まず、最初に結論を述べるために、
研究結果をギュッッとまとめると

『温暖化が進めば、今後来るであろう台風は上陸したとて、すぐにその勢力が衰えるとは限らない』

ということです。

どういうことだろうか?

以下、その理由を因数分解していきます。

①地球温暖化の弊害

皆さんもご存知の通り、地球が温暖化することにより大気の気温が年々少しずつ上昇しています。
主要因として、人間活動(工業化)が急速に発展したことです。
産業革命以降、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素など)の濃度が高くなり続け、本来宇宙に逃げていくはずだった大気中の熱が、温室効果ガスに吸収され、大気を暖めてしまっています。

大気が暖められるということは、気温が上がるということ。
気温が上がるということは
『我々がいるこの地表面、海面付近の気温が上昇する』
ということ。

それ加え、
『大気中に含むことができる水蒸気の量が多くなる』
ということ。

こいつらがほんとに厄介。

②台風の動力源

後々、台風のでき方については詳しく話そうと思うので今日はかなりざっくりいきます。
台風は日本のはるか南の熱帯の海上で生まれます。
暖かい海から大量の水蒸気が供給されることで、どんどん発達していきます。
目安として、台風は海面水温26.5℃以上の海上を進むと発達し続けることができます。

ここでストップ

台風の動力源は、どうやら『水蒸気の供給』と『海面水温の高さ』が重要そうだぞ。

③台風の減衰

①で、地球温暖化について話しましたが、
気温が上がれば、その分、海面水温が高くなり、水蒸気を多量に供給することができる環境が整えられていくことになります。

そうすれば、台風は凶暴化します。
ここ数年、台風が日本中を混乱させまくってるのはこれらが原因なんです。

ただ、台風は上陸すれば
海面からのエネルギー(水蒸気)を補給することができない+地表面の摩擦
によってその勢力は失われていきます。

が、、、、
今日の本題はここから

今回出された研究結果によって突きつけられた事実こと。

『確かに台風は、上陸すれば水蒸気の供給がなくなり、地表面の摩擦で衰えていく。
しかし、地球温暖化により台風自体が持つことができる水蒸気のキャパシティは以前よりも大きくなってるから、衰えるにしてもそのスピードは遅くなるよ。』

ということです。

④日本はどう立ち向かう?

台風が衰えるにしてもそのスピードが遅くなると、上陸した際に被害が大きくなるのは目に見えています。
沿岸部では台風の防災対策はできているかもしれませんが、今まで台風が来てもそこまで影響を及ぼすことのなかった内陸部ではどうでしょうか?
今年はもう台風のシーズンは過ぎました。
ホッと一息かもしれません。

しかし、来年、再来年、ずっとその先も台風は襲来し続けることでしょう。

災害大国である日本。
地震も含め、いつ災害が起きてもおかしくないこの時代に、防災対策をしない訳にはいきません。
お水を家に備蓄するだけでも、それは防災対策になります。

何から始めても構わないです。
そして、それが防災だ!と思えば法律や倫理的に違反しない限りは何をしてもいいと思います。

災害を軽視すると、痛い目にあいます。

どうか、今後、災害で失われる命が0になりますように。

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#大真面目に書いてしまった
#ご愛敬

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