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エネルギーと体重について

目次 
  1. エネルギーとは
  2. エネルギー消費
  3. BMI
  4. まとめ

1. エネルギーとは
 エネルギーは日常生活で利用され、熱として身体から放出されます。
単位は「cal」(カロリー)をよく使い、国際単位は「J」(ジュール)。
 エネルギー摂取するためには食事をとり、エネルギーを消費するためには基礎代謝、食後の産生熱、身体活動の3つに分類。
 体重との関係性
    エネルギー摂取>エネルギー消費・・・体重が増える。
    エネルギー摂取<エネルギー消費・・・体重が減る。

2. エネルギー消費
 先述した、エネルギー消費の3項目について。
基礎代謝とは安静にしているときのエネルギーの消費です。エネルギー消費の約60%を占めます。
 基礎代謝は筋肉量が多いと基礎代謝が高くなります。基礎代謝を高くすることがダイエットで大事なことです。
国立健康・栄養研究所の式を紹介します。18歳~79歳で比較的に妥当性の高い基礎代謝量を求めることができます。
男性 =(0.0481*体重kg+0.0234*身長cm-0.0138*年齢-0.4235)*1000/4.186
女性   =(0.0481*体重kg+0.0234*身長cm-0.0138*年齢-0.9708)*1000/4.186
例)男性、30歳、身長170cm、体重60kg
(0.0481*60+0.0234*170-0.0138*30-0.4235)*1000/4.186=1439.7kcal
上記の計算式はコピー&ペーストをして体重、身長、年齢を入力したらエクセルで使用できます。

食後の産生熱(食事誘発性熱産生)とは食後安静にしていても代謝量が増えることです。エネルギー消費の10%を占めます。
 栄養素によりエネルギーの消費は違います。まず、たんぱく質は摂取エネルギーの約30%、炭水化物は約6%、脂質は約4%です。普段の食事はたんぱく質、炭水化物、脂質の混合のため摂取エネルギーの約10%が消費されます。
 食後の産生熱は筋肉が多い人やよく噛んで食べることで高くなります。

身体活動は3つに分かれます。運動、日常の生活活動、自発的活動です。
自発的活動とは姿勢の維持などです。身体活動はエネルギー消費の約30%を占めます。
 日常の生活活動と自発的活動を合わせてNEAT(ニート)と呼ばれています。NEATを増やすために階段の利用、1駅前で電車を降りるなどすることで特別な運動をしなくてもエネルギーの消費を高くすることができます。

3. BMI
 成人の体格を判断する目安として、主にBMIを用いる。
日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」です。
 一般的に標準体重のBMIは22と言われています。
標準体重の求め方
 =22*身長m*身長m 
例)身長170cmの標準体重は
 22*1.7*1.7=63.6kg
上記の計算式はコピー&ペーストをして身長を入力したらエクセルで使用できます。

18歳以上の方の目標とするBMIは
年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2)
18~49    18.5~24.9
50~64    20.0~24.9
65~74    21.5~24.9
75 以上    21.5~24.9

BMIは健康を維持し、生活習慣病の発症予防のための目安です。

4. まとめ
 エネルギーとはカロリー(cal)のことで、食事をとるとエネルギー摂取ができます。エネルギーの消費は大きく分けると3つあり、基礎代謝、食後の産生熱、身体活動です。さらに身体活動では運動、NEATに分けられます。
 BMIは成人の体格を判断する目安で、18.5以上25未満が普通体重で、標準体重は22です。BMIは健康維持、生活習慣病の発症予防のための目安となります。

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