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No.24【試合分析】トッテナム対ウルヴァ―ハンプトン(23/24-第25節-2月18日)

前半

 スタメンは以下の通り。

スタメン

 トッテナムは、ウドジェとポロの両SBが負傷のため、デイビスとエメルソンがSBに入る。ウルブズは、クーニャが負傷したため、ファンヒチャンがスタメンに復帰。

 試合は、トッテナムがボールを持つ展開。トッテナムは、ウドジェ、ポロを欠くも、いつも通り、攻撃時は235。対するウルブズは、343。守備時には、WBと前線1枚が下がる532で対応(解説は541と言っていたが、正確には532で、トッテナムに対してミラーを意識した戦術である。)。

 ウルブズは、カウンターがメイン。もっとも、カウンターだけのチームではない。ボールを持ったときも、綺麗にゴール前まで運ぶことができる。例えば、5分のシーンを見てみる。

5分のシーン

 キルマンが右でボールを持ち、ドーソン、トティと繋ぐ。ここで、ネトが落ちて受ける動きを見せ、これにエメルソンがついてくる。トティは、ネトには出さず、サイドのアイヌ―リにパス。ネトについていたエメルソンは、そのままアイヌ―リにプレス。ネトは、落ちてくる動きから、アイヌ―リの前のスペースへとランニングし、パスを受ける。最後はファンヒチャンまで繋ぎ決定機も、外してしまう。

 さて、ボールを持つのはトッテナムだが、攻守にわたり、狙い通りの戦い方ができているのはウルブズ。ウルブズは、守備においてトッテナムを苦しめる。トッテナムの攻撃の形とウルブズの守備陣形は以下の通り。

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